『天久鷹央の推理カルテ』第3話考察レビュー。ゲストの中村ゆりかに「幸せ」の声…同じく視聴者を魅了したサプライズとは?【ネタバレ】

text by 浜瀬将樹

橋本環奈が主演を務めるドラマ『天久鷹央の推理カルテ』(テレビ朝日系)。橋本演じる主人公・天久鷹央が、医学的な知見と診断能力を武器に、事件や現象を鮮やかに解決する本格医療ミステリーだ。今回は第3話のレビューをお届けする。(文・浜瀬将樹)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】

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密室殺人事件が発生!容疑者はお姉ちゃん!?

ドラマ『天久鷹央の推理カルテ』第3話©テレビ朝日
ドラマ『天久鷹央の推理カルテ』第3話©テレビ朝日

 鷹央の姉・天久真鶴(佐々木希)が清和総合病院に緊急入院。虫垂炎の手術を行った。彼女に好意を寄せていた麻酔科医・湯浅春哉(馬場徹)と真鶴がふたりっきりになったとき、事件は起こった。真鶴が全身麻酔で意識もうろうとなっているなか、そばにいた湯浅が何者かに襲われ、死んでしまったのだ。その模様は防犯カメラに映っていたものの、誰が湯浅を殺したのか、肝心なところは死角となっていた。ただ、真鶴の手にはメスが握られていて…。

「まさか主人公の姉が?」とは思いながらも、この時点では彼女しか犯行が不可能。ますます謎は深まるばかりだった。

 鷹央は、清和総合病院に小鳥遊優(三浦翔平)を潜り込ませて調査を開始。この病院では、昨年から幽霊騒動があったという。そんななか、小鳥遊は、外科医・八巻亮(長谷川純)と外科部長・黒部昭雄(小松利昌)と共に、ポルターガイストに巻き込まれる。

 その話を聞いた鷹央はすぐにトリックを見破り、騒動を起こした犯人を特定。実行犯の八巻と看護師で交際相手の秋津野乃花(中村ゆりか)をおびき寄せることに成功した。

 じつは、秋津は黒部から犯罪と同等のセクハラを受けていた。当初は軽いもので、笑って受け流していたが、次第にエスカレートしたのだという。もともとあった幽霊騒動に黒部が怯えていたため、この方法を思いつき、実行に至ったとのこと。

「なんで黒部ってヤツに標的にされたか分かるか?簡単だ。戦わないからだ」と鷹央。秋津に、彼氏に頼らず、自分ひとりで戦うようはっぱをかける。そんな彼女の後押しもあって、秋津はセクハラしてきた黒部に、しっかりと警告できたのだった。

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