白石晃士監督「映像化という呪術を仕掛けていきます」実写映画『近畿地方のある場所について』2025年内の公開を予定
発行部数30万部を突破した小説を原作とした映画『近畿地方のある場所について』が2025年に公開される。本作は、行方不明となったオカルト雑誌の編集者の行方を追うホラー作品となっている。本作を手掛けた監督、プロデューサー、原作者からコメントが寄せられた。(文・編集部)
日本の読者を魅了している異色作がついに実写映画化
2023年1月、Web小説サイト・カクヨムに第1話が投稿されると、瞬く間に大注目作として話題になり、累計2000万PVを超えるヒットを記録した『近畿地方のある場所について』の実写映画化が決定した。
製作を務める櫛山慶プロデューサーは原作を読み、「2000年代に掲示板の怪談スレッドに興奮した感覚がよみがえってきた」と映画化を熱望したという。
本作で監督を務めるのは、映画『サユリ』を手掛けた鬼才・白石晃士だ。白石監督は「原作の得体の知れない黒い魅力を、世界中の人々に感染させるべく、映像化という呪術を仕掛けていきます」と意気込みを語っている。
さらに、原作者の背筋氏は自著の初映画に際して、「私は長年白石作品に魅了され続けていました。それに飽き足らず、作品から得た恐怖を再現するべく、自ら書いてみようと思いました。気づけばそれは『近畿地方のある場所について』という題名で書籍になっていました。この最大級のラブレターを白石監督がどのように料理してくれるのか。期待に胸を膨らませつつ、私も原作者として力添えができればと思っています。映画を楽しみにしてくれるであろう同士の期待に応えるためにも」と期待を寄せている。
【特報映像】
【ストーリー】
行方不明になった雑誌編集者。友人のフリーライターは、彼が消息を絶つ直前まで、過去のオカルト記事を読み漁っていたことを知る。記事はどれも噂や都市伝説、怪談話といった真偽が定かではない内容だった。
しかし、それらの情報をつなぎ合わせると、ある場所にまつわる、恐ろしい事実が浮かび上がる…。
【作品概要】
『近畿地方のある場所について』
公開日:2025年
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2025「近畿地方のある場所について」製作委員会
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【了】