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ウルトラミラクルラブストーリー 【ネタバレあり】あらすじ

その日も陽人は土の中に埋まり、顔だけ出して日光を浴びている。そばを通りかかった少年たちは、陽人に気づかず、噴射機を使って農薬を畑一面に撒き散らした。陽人は土の中に埋まったまま一晩を過ごす。

次の日、陽人は同居する祖母(渡辺美佐子)に意識不明の状態で発見され、病院に緊急搬送される。目覚めると、農薬を大量に吸い込んだことが影響してか、かつてのような奇天烈な言動が消え、性格も大人しくなっている。

退院した陽人は改めて、町子に告白。陽人の変化に町子は驚くも、恋人にはなれないと断る。とはいえ、陽人を邪険に扱うことはなく、携帯電話の番号が書かれたメモを渡して、交流を深めようとする。

しばらくして、陽人は突然体調を崩し、いきなり嘔吐してしまう。嘔吐後、陽人は以前のような状態に戻った。「元の状態では町子に嫌われてしまう」と、陽人は焦る。町子はその頃、霊能力者として知られる村の老女のもとを訪れ、要の首の行方を占ってもらうが、参考になるアドバイスはもらえない。

陽人は祖母のへそくりを盗み、農薬を大量に買い込んだ。そして農薬を浴び、心身を”まともな状態”に戻すと、町子に会いに行くのだった。しかし、陽人は町子との会話中、具合が悪くなり、再び嘔吐が止まらなくなる。

病院で診察を受けたところ、陽人の心臓はほぼ止まりかけていた。命の危機にあっても、陽人の頭は町子のことでいっぱいだ。病院から町子に電話をかけ、結婚のプロポーズをするが、あえなく断られてしまう。

ほとんど心臓が動いていない陽人だったが、不思議と体はピンピンしており、無事に退院。自宅に帰る途中で、首のない要の幽霊と出会う。これは果たして夢だったのか、場面が変わると陽人は病院におり、医者から「心臓が停止している」と告げられる。

村の子供たちから「ゾンビだ!」といじられながらも、普段通りの生活に戻った陽人。心臓に耳を当てても、鼓動は一切聞こえない。陽人から熱烈なアプローチを受けてきた町子は、ここにきて心変わり。陽人と同棲し、彼の体調の変化を記録するようになる。

ある日、町子は陽人が隠れて農薬を浴びていることに気づき、叱責する。陽人は農薬によって心のバランスを保たないと、町子に嫌われると思い込んでいるのだ。

町子は「どんな時でも一緒にいる」と陽人を勇気づける。嬉しくなった陽人は、森道をハイテンションで駆け回る。すると、マタギの男から熊と間違えられて狙撃され、あっけなく命を落としてしまう。陽人の部屋には「僕が死んだら、町子先生に脳みそをあげる」という、奇天烈な遺言がのこされていた。

町子は子供たちと森道を歩いている。リュックの中にはホルマリン漬けにされた陽人の脳みそが入っている。

そんな中、大型の熊が突然現れ、町子たちの前に立ちはだかる。町子はとっさにリュックから陽人の脳を取り出し、熊の前にぶちまけた。熊は地面に落ちて砕けた脳を食べ始める。町子はその様子を、どこか満足そうに眺めるのだった。

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