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今泉力哉が審査員長! “35歳以下” 映像クリエイター発掘&育成プロジェクトのファイナリストがお祓い&意気込みを語る

text by 編集部

今泉力哉、大森靖子、藤原季節、米代恭が審査員を務める、“35歳以下” 映像クリエイター発掘&育成プロジェクト、第2回「Hulu U35クリエイターズ・チャレンジ」に選ばれた、ファイナリスト5組の作品が遂にクランクインした。映像制作の無事を祈願したお祓いを実施し、グランプリへの意気込みも語った。

『Hulu U35クリエイターズ・チャレンジ』とは?

オンライン動画配信サービス「Hulu」による、新世代“映像クリエイター”発掘&育成プロジェクト「Hulu U35クリエイターズ・チャレンジ」。
参加資格は、35歳以下であること。選考を勝ち抜いたファイナリスト5組は映像制作のプロによるサポートと、1500万円の制作費支援のもと、自身の企画の監督・脚本を務め、映像化する機会を与えられる。

ファイナリストによる5作品は、完成後Huluで独占配信。その中から各界の第一線で活躍する審査員たちにより、グランプリ作品を選出。

グランプリ受賞者には賞金100万円が贈られ、副賞として、Hulu全面バックアップのもと、Huluオリジナルの新作を監督・配信することができる。「誰かに作品を届けたい」と思う気持ちと、飽きさせないアイディアがあれば、誰もが夢を叶える扉を開くことができるプロジェクト。

ファイナリスト5組がお祓い&意気込みを語る!

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昨年9月27日に行われたファイナリスト選考会で選ばれた5組が、撮影の無事を祈ってクランクイン前に<お祓い>を受けた。
選考会後、それぞれ制作準備を進めていた彼らだが、この<お祓い>に参加したことで「喝が入った」「緊張したが、そろそろ撮影なんだな」と、いよいよ<ここから始まる>闘いを実感したと、口を揃えた。

最年少ファイナリストでもある現役高校生のカワイ・ヒバリ(作品名:『そこに光があるなら』)は、「撮影に向けてもっと力をつけていきたいと思っています。(制作の進捗は)結構進んできてはいますが、自分の脚本が何箇所か定まってないところがあるので、そこが考えているポイントです」と冷静に分析。
元々は小説家志望であったが、映像作品を撮りたいという思いが募り本企画に応募した。

瀬名亮(作品名:『はじめてのよあそび』)は、「たくさんのスタッフが参加してくれることになって、こんな風に自分がやりたいことをさせてもらえる機会はなかなかないと思うので、一番は楽しむこと」と真摯に語りった。

CMディレクターとして活動しているが、<自分が作りたいものを作る>と一念発起して本企画に応募した大江海(作品名:『宇宙人ともだち』)は、「一番不安なのはプレッシャーに押し負けないように進められるか、自分の精神面ですかね」と笑いながら語る。
しかし同時に「自分が想像していなかったものを、スタッフの方や役者さんがやってくれるのを見たいという気持ちもある。どういう現場が待っているんだろう、と楽しみです」と期待を寄せた。

現役テレビ局員であるが制作部から離れてしまったために本企画に応募し、今回のチャンスを掴んだ中林佳苗(作品名:『姉にヒュッゲを教えたい!』(仮))は、「私が監督でいいのかな、とずっと思っています。」と、常に感じているという不安を明かしつつも、「撮影まであと1ヶ月なので、最後に後悔しないように、早めにいろいろな準備と想定をして、スタッフの皆さんといい作品づくりができたらと思っています」と力強く述べた。

マッチングアプリで出会ったリアルカップルで、本企画初のコンビ・ファイナリストとして参戦するてつおとゆうほ(作品名:『ヒロインの親友はハードスケジュール!!』)。

ファイナリスト5組の中で最初にクランクインすることになった2人は、現在の心境について「こんなに朝早く起きることはないので、コンディションがまず、第一に心配です」(ゆうほ)、「大勢の大人に見られてやる感じがきついです」(てつお)と独特のキャラ満開で回答しつつも、「コメディなので、その時の空気を大切にしたいです。現場で、脚本の差し込みとか、セリフでこうやって変わっていくんだなと経験になりました」(ゆうほ)と制作現場でのリアルな体験に感動したことを振り返り、「いろいろ皆さんにご迷惑おかけしていますが、未経験ながら頑張りたいと思います」(てつお)と決意を述べた。

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最後はグランプリに向けての意気込みについても語った5組。

「とにかく自分の表現したい作品を撮れればいいなと思っているので、そのために全力を尽くして向かっていきたいなと思います」(『そこに光があるなら』 カワイ・ヒバリ)

「(グランプリを獲得できれば)続けてもう1作、長編を撮れるのが大きいことかと思うので、グランプリを狙って頑張ります」(『はじめてのよあそび』 瀬名亮)

「グランプリを目指すというよりは、ちゃんと面白いものを作りたいなって。それしかないですね」(『宇宙人ともだち』 大江海)

「全然(グランプリへの)手応えはなく、自分の作品を作り上げることに一生懸命で『そういえば競っていたな』という感じですが、やるからにはしっかりと準備したいと思います」(『姉にヒュッゲを教えたい!』(仮) 中林佳苗)、

「狙ってないです・・」(てつお)「美味しいものは食べたいかなと。あと、お金が欲しいです!(笑)」(『ヒロインの親友はハードスケジュール!!』てつおとゆうほ)

ファイナリスト5組の作品は、制作過程に密着したドキュメンタリーとあわせて、本年4月頃からHuluで配信予定。
その後、グランプリの副賞として<賞金 100万円>と< Huluオリジナル新作の監督権>の獲得がかかった最終審査会と授賞式も4月に予定している。

ファイナリスト5作品詳細

※年齢はリリース配信当時

『そこに光があるなら』 カワイ・ヒバリ(かわい・ひばり) 16歳/高校生

『はじめてのよあそび』 瀬名亮(せな・りょう) 18歳/大学生

『宇宙人ともだち』 大江海(おおえ・かい) 30歳/CMディレクター

『姉にヒュッゲを教えたい!』(仮) 中林佳苗(なかばやし・かなえ) 27歳/テレビ局員

『ヒロインの親友はハードスケジュール!!』 てつおとゆうほ  てつお 25歳/芸人、ゆうほ 26歳/会社員

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