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アレックス 【ネタバレあり】あらすじ

ヴァンサン・カッセル
ヴァンサンカッセルGetty Images

マルキュスの怒りの原因は、恋人であるアレックス(モニカ・ベルッチ)がレイプされたことに起因していた。マルキュスは周囲の人間に聞き込みを行い、テニアという名の男が犯人であるという情報を掴む。

マルキュスとピエールがパーティー会場を出ると、外では騒ぎが起きている。2人が現場に足を運ぶと、そこには顔面から血を流し、担架に横たわっているアレックスの姿がある。マルキュスはアレックスの体にしがみつき、怒りと悲しみが入り混じった声で泣き叫ぶ。

パーティ会場から抜け出したアレックスは、暗い地下トンネルの中で、2人の男とすれ違った。1人はテニア(ジョー・プレスティア)、もう1人はヌネスである。テニアは突然ヌネスに暴行を働き、驚いたアレックスは立ち止まる。するとテニアは標的を変え、アレックスを押し倒し、性的暴行を加える。テニアはアレックスの美しい顔を何度も殴打するのだった。

パーティー会場では、マルキュスが酒とドラッグで酩酊状態となっている。一方のアレックスはフロアーでセクシーなダンスを披露。アレックスはマルキュスの醜態に呆れ、いち早くパーティー会場をあとにするのだった。

アレックス、マルキュス、ピエールの3人は、パーティー会場に向かうため、電車に乗っている。アレックスはマルキュスと付き合う前は、ピエールと恋人関係にあった。アレックスはそれぞれとのセックスについて語り、マルキュスを苦笑させる。

アレックスとマルキュスがベッドの上で抱き合っている。ピエールから電話があり、「車が故障したからパーティーへは地下鉄で行く」と伝えられる。マルキュスは夢の中で「地下道を歩くアレックスの姿を見た」と話す。アレックスは「もし子供ができたら嬉しい?」とマルキュスに問う。マルキュスは「悪くない」と笑顔で返答し、彼女を喜ばせた。

アレックスは1人で部屋にいる。マルキュスはパーティーで使う小道具の買い出しに出ているのだ。妊娠検査薬でチェックをすると、陽性である。アレックスは嬉しそうに微笑む。

アレックスは晴天下の屋外に寝そべって読書をしている。幸せな日常の一コマである。「時はすべてを破壊する」という文字が画面に表示され、物語は唐突に終わりを告げる。

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