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「戦慄…唖然のラストとは?」 韓国製スリラー映画の傑作(4)。予想外すぎる! 終盤の怒涛の展開は?

text by 編集部
主演を務めたカンイェウォンGetty Images

胸キュン恋愛作品が多い印象の韓国映画。実は韓国映画は恋愛ものばかりではなく、サスペンス・スリラーの名作がたくさんある。その中でもハラハラドキドキのスリラー作品を5本紹介。怖いけど気になる! そんな作品ばかりを集めた、とっておきの5作品。観る者は推しの俳優のいつもと違う顔を知り、衝撃を受けることになるだろう。

●絶望的な状況でも立ち向かう女性の強さ。ストーカーから追われる展開に戦慄

『悪魔は見ていた』(2019)


出典:Amazon

監督:キム・ソンギ
脚本:キム・ソンギ
出演者:カン・イェウォン イ・ハクジュ チュ・ソクテ

【作品内容】

クリスマスイブの夜。シングルマザーのヨンウ(カン・イェウォン)は残業を終わらせて急いで帰宅しようとするが、駐車場で感電し気を失ってしまう。目を覚ますと彼女は赤いドレスに着替えさせられており、目の前には不気味に微笑む男が佇んでいた…。

監督・脚本は映画「野良犬たち」に、イ会長として出演したキム・ソンギ。ヨンウを演じたのは、映画『消された女』で主演を果たしたカン・イェウォン。ジュノ役は今年公開の映画『奈落のマイホーム』にも出演しているイ・ハクジュ。

【注目ポイント】

舞台は地下駐車場。シングルマザーの主人公が対峙する相手は、この場所を知り尽くした警備員・ジュノだ。

ジュノは赤いドレス姿のヨンウに「恋愛ものを撮ろうとしただけ」とワケの分からない発言をしたり、ある生き物を丸呑みしたり、不気味な行動で精神的にも追い詰めていく。

閉ざされた空間で逃げ場のない絶望的な状況。セクハラ上司には残業させられ、警備員には監禁される最悪のクリスマスイブ。子供の為に健気に働いているヨンウが理不尽な目に遭うのは辛い…。可哀想…。と思っていたら、彼女は存外にたくましい。

本作品の見どころは、まさにヨンウの強さ。ストーカーから逃げるばかりでなく、犯人に果敢に立ち向かっていく。果たしてヨンウは助かるのか。

そしてもうひとつの見どころは、作品終盤の怒涛の展開だ。ストーカーのシンプルな話かと思いきや、ジュノの犯行にはある陰謀が隠されている。犯人の目的は一体何なのか、予想外の展開に啞然とすること間違いなしだ。

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