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後味最悪…ホラーのプロが選ぶ究極の鬱映画(4)すべてが意地悪く残酷…映画史に残るバッドエンディングは?

text by 編集部

ホラー映画紹介Vtuver・ミミカ・モーフ氏に、配信で観られる映画作品の中から「本当に怖い映画」を厳選してご紹介いただく本企画。今回は、鬱展開ホラー映画の中から5作品をチョイス。逃げ場のない殺人ゲーム、出口のない迷宮をさまよう母親…。報われない展開に神経が逆撫でされる、鬱ホラーの傑作群をご紹介。今回は第4回。

『ミスト』(2007)

上映時間:125分
製作国:アメリカ
監督:フランク・ダラボン
脚本:フランク・ダラボン
キャスト:トーマス・ジェーン、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ローリー・ホールデン、アンドレ・ブラウアー、トビー・ジョーンズ、ウィリアム・サドラー、ジェフリー・デマン、フランシス・スターンハーゲン、アレクサ・ダヴァロス、ネイサン・ギャンブル

【作品内容】

スーパーマーケットへ買い出しに出かけたデヴィッド。そこへ逃げ込んできた人物が「霧の中に何かがいる」と叫ぶ。店外が深い霧に包まれ、身動きの取れない住民たちが、正体不明の生物に追い詰められていくパニック・ミステリー。

スティーブン・キング原作の小説を、『グリーンマイル』のフランク・ダラボン監督が映像化。原作と異なる結末が話題を呼んだ。主人公は、2004年公開のマーベル作品『パニッシャー』で主演を務めたトーマス・ジェーン。

ミミカ・モーフ 推薦コメント


原作を手がけたのは巨匠・スティーブン・キング。ネット上でも、その救いのない展開や、やるせないラストは語り草。性格の悪い映画好きが、何も知らない人にお勧めして、どん底な気分に突き落とす。そんな『ミスト』を利用した騙し打ちが、巷では流行っているようだ。

確かに、ラストの衝撃は凄まじいのだが、ネタにされすぎている作品でもある。しかし、それでも今作は頭の先からつま先まで上手くいかないシーンの連続ではあるものの、全ての選択肢を最善だと思い、我々観客もその選択肢は別に悪いとも思わない。

しかし、登場人物たちの行動は全部裏目に出ることに。非常に意地が悪く、観ていて、人の抗えない運命の様なものに、憤りすら覚える。また様々なクリーチャーも登場し、その全てが趣味が悪く残酷で、クリーチャーホラー好きからも絶大な人気を誇る作品でもある。

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