「2人の心が通じ合っている感覚があった」ドラマ『コールミー・バイ・ノーネーム』W主演・ 工藤美桜&尾碕真花、インタビュー
text by ZAKKY
MBSドラマフィル枠で1月9日(木)より放送開始したドラマ『コールミー・バイ・ノーネーム』。本作は、限られた時間の中で不器用な思いと切なさが迸る、新世代のガールラブストーリーだ。今回は、本作に出演する工藤美桜さんと、尾碕真花さんにインタビューを敢行。役作りや、現場での裏話をたっぷりと伺った。(取材・文:ZAKKY)
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日常で始めた役への向き合い方
ーーーまず、役作りで意識したポイントを教えていただけますでしょうか。
工藤美桜(以下、工藤)「世次愛(よつぎめぐみ)という女性は使命感が強く、それでいて、とっても繊細で優しい愛情深い一面もあるキャラクターなんだと思うんです。最初は琴葉(演・尾碕真花)に翻弄されるのですが、彼女に影響を受けつつも、逆に琴葉に与えるものもあったりというバランスの中で恋に落ちていくという。
私自身は周囲に気を遣ってしまったり、萎縮してしまう性格なんです。だから、撮影現場での役作りと言うより、日常生活の中で自分の意見をきっぱり言うようにしようと思いながら、過ごしていました」
ーーー日常生活から意識を変えていったんですね。どんなことをきっぱりと言えましたか?
工藤「本当に小さいことなのですが、何人かでご飯に行った時に、自分の食べたいものをはっきり主張するなどですかね(笑)逆に、『みんなは、これを食べたいんじゃないかな』と予想して、伝えてみたりもしました。そういうところからまずアプローチしていこうと意識していました。それまでは他力本願だったので」
尾碕真花(以下、尾崎)「そうだったんだ!」
ーーー工藤さんは、愛と似ている部分はありますか?
工藤「う~ん、変に頑固なところでしょうか(笑)。あとは、好きな人に対しての真っすぐさですかね」