今、最も演技が上手い二世女優は? 光輝く宝石(5)天性のスター…国際的な活躍が期待される未完の大器は?
text by 野原まりこ
“親の七光り”という言葉にどういう印象を受けるだろうか。おそらく実力が伴わないままわけもわからず持ち上げられる子に同情するだろう…。しかし、芸能界は親の力だけで生き残れるほど甘くない。そこで今回は、演技が上手い2世女優を5人セレクトしてご紹介する。第5回。(文・野原まりこ)
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キムタクの血を引く生まれついてのスター
Kōki,
言わずと知れたトップスター・木村拓哉と工藤静香の間に生まれ、その類まれなる美貌と人目を引く存在感で、15歳にしてシャネルの日本初ビューティーアンバサダーに就任したことでも知られるKōki,。
女優としてはホラー映画の巨匠・清水崇監督作品『牛首村』(2022)で、映画初出演で主演に抜擢され、演技初挑戦で一人二役の難役に挑戦し第65回ブルーリボン賞・新人賞を受賞した。
しかし、鮮烈な女優デビューから2年、他の作品に出演することはなかった。そんな中、2024年に沈黙が破られる。アイスランドの映画『TOUCH/タッチ』(2024)で主人公・クリストファーの50年前の恋人・ミコ役を演じることが発表されたのだ。2025年1月に日本公開を控える本作だが、その期待値は高い。
彼女の場合、国内の仕事もさることながら、語学力やキャラクター、自身のブランド力を活かした海外作品での活躍が期待される。まだ未知数な可能性を秘めているKōki,。今後の女優としての活動に注目していきたい。
(文・野原まりこ)
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