ドラマ『人事の人見』第1話考察&感想。松田元太の愛されキャラが爆発…エンタメか、それとも社会派か? 期待する理由とは?【ネタバレ】
text by ふくだりょうこ
松田元太(Travis Japan)が単独初主演を務める火9ドラマ『人事の人見』(フジテレビ系)が、放送開始した。本作は“人事部”に焦点を当てた、痛快オフィスエンターテイメント。さっそく、第1話のレビューをお届けする。(文・ふくだりょうこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】
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【著者プロフィール:ふくだりょうこ】
大阪生まれ関東育ちのライター。
大学卒業後からライターとして活動、シナリオ制作やエンタメジャンルの記事を中心に執筆。
ドラマと邦画、ハイボールと小説が好き。
松田元太の”愛されキャラ”が爆発
”愛されキャラ”松田元太がゴールデン帯のドラマに初主演である。
舞台となるのは大手文房具メーカー「日の出鉛筆」。体育会気質が色濃く残り、営業部などの現場の声が最優先、という社風。上司が絶対! という雰囲気も漂っている。
会社の現状を変えようと奮闘しているのが人事部の労務担当・真野(前田敦子)。「ガンガン変えていきましょう!」と前のめりな姿勢の真野にハラハラにしている部長の平田(鈴木保奈美)のほか、人事部に個性豊かな面々が揃っているが、まとまりがあるとは言い難い。
そこにやってきたのが松田演じる人見廉だ。人見は常務取締役の里井(小日向文世)が海外から抜擢した人事のスペシャリストとのことだが、見た感じでは元気いっぱいで陽気な、真っすぐとした人柄のちょっと変わった人物。“スペシャリスト”と言われても少し首を傾げたくなってしまう。
この人見が人事部、そして「日の出鉛筆」を改革…いや、ひっかきまわしていくことになりそうだが、今回はまず上司のパワハラで退職願を出した瀬沼(田中洸希)を説得するミッションに取り組むことに。