映画『パリピ孔明 THE MOVIE』上白石萌歌がフェスだけにとどまらない本作の魅力を語る。「意外と泣いちゃう」
向井理が主演を務める映画『パリピ孔明 THE MOVIE』。本作は、三国志の天才軍師・諸葛孔明が現代の渋谷に転生し、アマチュアシンガー月見英子とともに音楽の力で天下泰平を目指す物語だ。4月25日(金)の公開を前に、英子役を演じる上白石萌歌が、フェスだけにとどまらない本作の隠れた魅力について語った。(文・編集部)
“英子の自立”と“孔明との関係性”とは
総勢50名以上のキャスト&アーティストが出演する圧巻のフェスバトルが描かれる本作だが、見所はそれだけではない。本作では、これまでドラマから共に歩んできた孔明と英子の関係性に大きな変化が訪れ、英子の“等身大の成長物語”も紡がれる。
上白石は「英子を通して描かれる“自立”にはすごく共感できると思います」と、観る者の心に響くストーリーも本作の魅力になっていることを明かした。
本作の舞台は、3大音楽レーベルが熾烈な争いをくり広げる音楽バトルフェス「ミュージックバトルアワーズ2025」。多彩なアーティストが集う、音楽ライブのような高揚感を味わえる、史上最大のフェス映画となっている。しかし、本作は歌って踊るだけのエンタメ作品にはとどまらない。
すでに公開されている予告編で、孔明が「もう思い残すことなく、旅立つことができます」と意味深なセリフを呟いているように、孔明の見納め(!?)が描かれるなど…、本作では孔明と英子の関係性がこれまで以上に深堀されていく。
ドラマでは、孔明との出会いをきっかけに秘められた才能が少しずつ開花し、新たな音楽人生を歩み出すことになった英子。徐々に関係を深めていった英子にとって、孔明はなくてはならない存在となっていた。
そんな孔明の“最後の戦い”が描かれる本作について、上白石は「ドラマでの英子はフェスの舞台に立って煌びやかな最後を飾るんですが、実は映画の冒頭では英子はドラマから全然成長していなくて、自分のライブにもあまり人を集められなかったり、相変わらず孔明に甘えてばかりというところから始まります。だからこの映画のテーマとしては“英子の自立”と“孔明との関係性”というのもあるんです。果たして英子は孔明から自立して、自分の足だけで立っていくことができるのかというところは、本作の大きなカギになってくるかなって。私も今年25歳になり、“自分の足で立つ”ということは今常に考えている課題なので、英子と同じ歩幅で私も成長しているような気もします。そういう点では、すごく共感できるキャラクターなのかなと思います」と語った。
華やかなステージの裏にある、英子の葛藤や成長が丁寧に描かれていく本作。バトルフェスの高揚感とともに、内面に迫るドラマ、そして孔明との絆の行方が、果たしてどんな結末を迎えるのか見逃せない。
夢を追いながらも“自分自身”と向き合うすべての人に寄り添う、共感に満ちた物語を是非劇場で堪能してほしい。
そしてもちろん、かつてない最大スケールで描かれるバトルフェスも注目ポイントとなっている本作。関口メンディーや石崎ひゅーい、森崎ウィン、ELLY、菅原小春など…豪華なドラマからの続投キャストはもちろん、詩羽や&TEAM、岩田剛典、水森かおりなど多種多様なアーティスト&キャストが新たに参戦し、まるで実際のライブに参加しているかのような臨場感でフェスを味わうことができる。
【作品概要】
向井理 上白石萌歌
神尾楓珠 詩羽 宮世琉弥 八木莉可子 関口メンディー 森崎ウィン 休日課長 石崎ひゅーい ELLY / アヴちゃん(女王蜂) 菅原小春
くっきー! DJ KOO 和田聰宏 長岡亮介 / 岩田剛典 亀井聖矢 &TEAM / 宮野真守 菊地凛子
ディーン・フジオカ 森山未來
タイトル:『パリピ孔明 THE MOVIE』
原作:『パリピ孔明』 原作・四葉夕ト 漫画・小川亮(講談社「ヤングマガジン」連載)
監督:渋江修平
脚本:根本ノンジ
製作:フジテレビジョン 松竹 講談社 FNS27社
制作プロダクション:C&Iエンタテインメント
配給:松竹
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