ひどすぎる…。映画『犬鳴村』を辛口で評価&考察。犬と人間の子が気持ち悪いだけで怖くない…。ロケ地の怖すぎる歴史も解説
text by 編集部
映画『犬鳴村』をあらすじ(ネタバレあり)、演出、脚本、配役、映像、音楽の視点で徹底解説。清水崇監督作品。三吉彩花、高島礼子らが出演。舞台となった村は実在する? 話題を呼んだ「恐怖回避ばーじょん」の内容とは? 本作の真の魅力、そしてその結末とは? <あらすじ 考察 解説 キャスト 評価 レビュー>
『犬鳴村』のあらすじ
臨床心理士・森田奏(三吉彩花)は、子供の頃から霊感が強く、数多くの不可思議な体験をしている。ある日、奏に兄の悠真(坂東龍汰)から電話がかかってくる。悠真によると、彼女である西田明菜(大谷凜香)の様子がおかしいので、診てほしいとのことだ。
明菜は心霊スポットとして名高い「犬鳴トンネル」を訪れて以降、不気味な童歌を口ずさみ、荒んだ生活を送っているという。
奏は明菜にカウンセリングを施す。明菜はしきりに「わんこが ねえやに ふたしちゃろ」という童謡を口ずさむ。そして「見たんだよね、犬を」と呟くとトイレに立ち、そのまま失踪してしまう。
心配した悠真が電話をかけるも繋がらない。しばらくして、近くの鉄塔から飛び降りた明菜の死体が発見される。解剖の結果、彼女の肺は大量の水で満たされており、死因は溺死と発表された。
彼女の死に納得がいかない悠真は、仲間を引き連れて犬鳴トンネルへと足を運ぶ。悠真と奏の弟である康太(海津陽)は、好奇心が強く、こっそり兄を尾行する。
犬鳴トンネルは封鎖されており、先へは進めなくなっていた。諦めて帰ってしまう仲間をよそに、悠真と康太はバリケードを乗り越え、トンネルの奥へと進んでいく。