韓流ドラマ史に残る結末とは? Netflix『マスクガール』徹底考察。原作とどこが違う? 主演・ナナの凄まじい演技も解説
text by 古舘美和
Netflixオリジナルドラマ『マスクガール』は、ウェブ漫画が原作で、公開2週目でNetflixの非英語部門で1位を獲得した話題作。主人公の壮絶な人生を描いた作品で、整形前、整形後、壮年期と1役を3人で演じ、現役アイドルのナナがキャスティングされ話題となった。今回はネタバレありでキャストを深掘り解説。(文・古舘美和)
「母は美人なのに、なぜ私はブスなのか」
韓国のウェブトゥーンが原作の『マスクガール』は8月18日にNetflixで配信され、公開2週目でNetflix公式グローバルランキング(非英語)部門で1位を獲得した話題作。
演出は、長編デビューを飾ったクライム・サスペンス『藁にもすがる獣たち』(20)で第49回ロッテルダム国際映画祭審査委員賞を受賞したキム・ヨンフン監督。
「母は美人なのに、なぜ私はブスなのか」と容姿コンプレックスを抱えて生きてきた主人公キム・モミの30余年にわたる壮絶な半生を、エピソードごとに語り手が異なるオムニバス形式で描く。韓国ドラマにしては短い全7話で構成されており、イッキ見も可能だ。
早速、次のページから本作のあらすじを紹介しよう。