新海誠といえば、実在する場所を光と色彩によってより美しく映像を描くアニメ監督だ。新海監督の作品を観れば、実際に作品のモデルとなった場所を訪れる「聖地巡礼」がしたくなるという人も多いだろう。今回は、東京都内に点在する新海誠作品の代表的な聖地をセレクト。休日にぶらりと巡るのに最適なオススメスポットをご紹介する。

新海誠作品といえば「新宿」

新海誠作品といえばまず新宿を思い浮かべる人も多いのではないだろうか。

新海作品では実在する場所がよく描かれるが、中でも新宿エリアは新海作品の聖地が特に多い。

ここでは代表的なものを紹介しよう。

まずは、『君の名は。』（2016）に登場する新宿警察署裏交差点。

『君の名は。』といえば、主人公の三葉と瀧がお互いに入れ替わっていることに気づき「俺（私）たち、入れ替わってる～!?」と叫ぶシーンでおなじみだ。

本編では、二人の入れ替わり生活がRADWINPSの「前前前世」に乗せてコミカルに描かれるが、曲が始まる際に映し出されるのがこの交差点。訪れれば、自然と「前前前世」のイントロが脳内再生されること請け合いだ。

また、新海作品のファンならば『言の葉の庭。』（2013）の舞台である新宿御苑も外せない。

ユキノとタカオが出会う東屋は、作品の雰囲気を存分に味わえる。より作品の世界観に浸りたければ、雨の日に訪れるのが良いだろう。新宿御苑内は他にも太鼓橋や藤棚などの聖地スポットがあるので、忘れずに巡りたい。

新宿御苑付近には、『君の名は。』で瀧がバイトしているレストランのモデル、カフェ ラ・ボエム新宿御苑もあるので、休憩がてら訪れてみるのもいいだろう。

その他、新宿駅やバスタ新宿、歌舞伎町、新宿大ガード、NTTドコモ代々木ビル（通称ドコモタワー）など挙げればキリがない。