実写版『キングダム』未登場の将軍キャラをガチで妄想キャスト予想(2)威厳がすごい…六代将軍最高の知将は?
漫画『キングダム』の実写映画が大ヒットを記録している。これまで3作が実写映画化され、日本を代表するキャストやスタッフが集結。さらに小栗旬と吉川晃司のサプライズキャスティングが記憶に新しい。今回は、『キングダム』ガチファンが「未登場の将軍キャラ」に絞り、選出理由や現実度から妄想キャスティングする。(文・タナカシカ)
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表情が読めない、仮面の将軍
王翦(おうせん)将軍
演じるなら、この人!
〜浅野忠信〜
桓騎将軍と共に、蒙驁将軍の副官として登場した王翦将軍。常に仮面をしているため、表情が読めず、どんな戦でも冷静沈着で、取り乱すことがない人物だ。しかし部下を含め、城に居る文官や最高司令官である昌平君にでさえ、作戦を一切伝えないため、上からは扱いづらい存在になっている。
また、息子である王賁(信の同期)の父親だが、コミュニケーションを取る場面はなく、背中で語る父親像のような描写も描かれないため、息子に対して興味があるのかすら謎だ。
また、秦国の六大将軍でもある王騎将軍の親戚関係でもあるエリートであり、桓騎将軍とは真逆のキャラクターとして描かれている。
原先生も公式的に「キャラを模索していて、悪いイケメンを出そうと思ったのが桓騎、謎の覆面キャラを出そうと思ったのが王翦です。キャラ的にも対照的で、口の悪い野盗と、寡黙で何を考えているのかわからない奴です。」とコメントしており、かなり狙って考えているようだ。
作中では、「勝てぬ戦しかしない」と武将らしからぬ台詞を言うシーンもあるが、裏を返せば、読者は「王翦が負けるわけない! 」と無意識に思うくらい信頼感がある武将だ。
そんな無口で感情が読めない王翦には、ハリウッドでも活躍する日本を代表する名優・浅野忠信をコンバートしたい。
彼のハリウッド映画デビューは、マーベルの『マイティソー』(2011)シリーズ。彼が、アクション映画に引っ張りだことなっている理由は、キレのある動きもさることながら、そのどっしりとした佇まいが作品に落ち着きと威厳をもたらすからに違いない。
表情やセリフはもちろんだが、彼の悠々としたオーラは、王翦将軍の静かで迫力に満ちた存在感を見事に体現してくれるだろう。
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