伝説のVシネ俳優の娘にして正統派女優
福地桃子
1997年生まれの女優・福地桃子の父は「Vシネマの帝王」哀川翔、母は女優の青地公美である。NHK朝ドラ『なつぞら』や大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に出演を果たすなど、着実にトップ女優への階段を登る一方、正統派な役どころにとどまらず、NHK BSプレミアムドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』では、河合優実演じる主人公・岸本七実の友人で、母親がマルチ商法にハマっているため、友人から「マルチ」と呼ばれる薄幸の少女・天ヶ瀬環に扮し、視聴者の視線を釘付けにした。
また、ロンドンでも上演された、舞台『千と千尋の神隠しSpirited Away』では主人公の千尋役を見事オーディションで射止めるなど、実力は折り紙つきだ。
彼女の魅力は、和風美人で周囲を威圧しない表情と、鈴の鳴るような声で、どんな役も難なくこなす自然体の演技にある。今後の活躍が期待される女優の1人であることは間違いない。