識者が選ぶ「期待を超えてきた冬ドラマ」は? 必見作5選。今期は豊作…ドラマオタクを歓喜させた珠玉の作品をセレクト
text by 小林久乃
2025年の冬ドラマがものすごく面白いです。今のところ、視聴離脱がありません。ああ、楽しい。今回は私こと、超絶ドラマオタクのコラムニスト小林久乃が選んだ、冬ドラマベスト5をご案内します。ちなみにこちらは1月29日時点のお気に入りになりますので、ここからドラマの進行につれて、順位はどんどこ入れ替わります。悪しからず。(文・小林久乃)
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【著者プロフィール:小林久乃】
出版社勤務後、独立。2019年「結婚してもしなくてもうるわしきかな人生」にて作家デビュー。最新刊は趣味であるドラマオタクの知識をフルに活かした「ベスト・オブ・平成ドラマ!」。現在はエッセイ、コラムの執筆、各メディア構成、編集、プロモーション業などを生業とする、正々堂々の独身。最新情報は こちら
冬ドラマのダークホース
第5位『まどか26歳、研修医やってます!』(TBS系)
毎週火曜 夜10:00〜
脚本:前川洋一、船橋勧、松井香奈、村野玲子、原野吉弘
キャスト:芳根京子、鈴木伸之、髙橋ひかる、大西流星 ほか
こちら、スタート前にはノーマークの作品でした。タイトルから察するにドジっ子研修医のドラマかと思っていたのです。でも蓋を開けてみたら、まあ大変。面白いのです。定時以降は仕事をしない令和の研修医たちと、24時間働き続ける社畜先輩医師たちの比較。研修医たちもいずれは社畜医の道を辿る予感がします。2年間、研修医たちは“スーパーローテーション” で、各科を回るので毎話、指導医が交代”します。よって物語に変化、リズムが生まれるのでよく出来ているなあと思いました。この冬のダークホースドラマ。