チート技を駆使する魔界の実力者
アックマン
悟空の少年期に登場。5人全てを勝ち抜いたチームが知りたいことを占ってもらえる、占いババ(亀仙人の姉)の館における4番手の戦士だ。かつては、天下一武道会で2回優勝したことがある実力者だった。
ちなみに悟空たちが訪れた際に、普段は5番手であった彼が4番手だったのは、占いババの能力により、あの世から1日だけ現世に連れてこられた、悟空の育ての親・孫悟飯が 5番手となっていたから。(余談であるが、お面を被り、正体を隠した孫悟飯と悟空との熱い戦いからの、正体を明かした後の、2人の再会シーンは、何回見ても泣ける。悟空がワンワン泣きながら「じっちゃーん!」とすがりつく姿は、必見だ)
さて、アックマンだが、人の悪の心を増幅させ、体ごと爆発させる「アクマイト光線」というトンデモ技を持っている。しかし、悟空は悪の心がまったくなかったため、通じなかった。
この技を、後に登場する悪の心だらけの敵に向けて使えば、余裕で楽勝だったのではないかというのが、今回の説である。
本格的な悪の初キャラクターである、ビッコロ大魔王が現われた際に「誰か、アックマン、呼んでこい!」とはならなかったのだろうか。とはいえ、後続の強敵たちは強さレベルが違いすぎるので、アクマイト光線を当てること自体が無理難題なのかもしれない。
ちなみに、アックマンは「魔人ブウ編」に登場する魔界の王・ダーブラ、魔導士・バビディと同じ魔界出身という裏設定がある。バビディも相手の悪の心を利用して、自身の配下にするという魔術を使う。魔界にはそのような技や術を使う者がいるという後付け設定は、さすがの鳥山明先生センスである。