有料会員の数が約2億人を超える、世界最大級の映像配信サービスNETFLIX。今回は同サービスで配信中のコンテンツの中から、観ていると元気の出るコメディドラマを5本セレクト。クレイジーな展開が魅力の怪作から心温まる良作まで、バラエティー豊かなラインナップをご紹介する。

※配信に関する情報は2023年3月時点のもの

ドイツ版『ブレイキング・バッド』と話題
ぶっとんだ内容が唯一無二の魅力

『ドラッグ最速ネット販売マニュアル』

シーズン1（2019）：全6話
シーズン2（2020）：全6話
製作国：ドイツ
原作・制作 : フィリップ・ケスボーラー、マティアス・ムルマン
キャスト：マクシミリアン・ムント、ダニーロ・カンペリディス、レナ・クレンク

【作品内容】

同作の主人公は、ドイツの小さな田舎町で父親と妹とひっそりと暮らす『オタク』な高校生モーリツ。1年間の留学生活に旅立ったモーリツの彼女リーザが、留学先でパーティーとドラッグに夢中になっていたようで、彼女の性格の変化から2人は別れてしまう。

モーリツはなんとしても彼女であるリーザの気を引くため、自身もドラッグをやるというところを見せ、元の関係に戻そうと、慌ててドラッグの購入を始める。

しかし、タチの悪いドラッグディーラーや、上客と思われる質の高いディーラー達と何故か上手く繋がってしまい、ドラッグのネット販売を始めることに…。

【注目ポイント】

同作は、2019年より配信されているドイツのドラマ。サムネ画像はフレッシュでポップな色合いにデザインされているが、ふわふわした学園ものだとどうか勘違しないでほしい。コンピューターに精通する親友レニーや、校内の知り合いであるイケメンのダニエルにマーケティング担当をしてもらい、ヨーロッパで一番のドラッグディーラーとして成長していってしまうというぶっ飛んだ内容だ。

実話を基にした話になっており、普通の(どちらかというとオタクっぽい)高校生の男の子が、狭い子供部屋とパソコン1つでドラッグの巨大事業を立ち上げてしまうという突飛なストーリー展開が魅力。ギャップの効いた展開と、題材のユニークさからドイツ版『ブレイキング・バッド』の呼び声も。

Z世代やα世代と呼ばれるデジタルネイティブ世代が台頭している昨今。日本でも充分起こり得る内容を描いている話題作は、そのクレイジーさとテンポの良さからついつい何度も繰り返し見たくなる魅力にあふれている。

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