壮絶すぎる最後…最も輝いた俳優は? 映画『キングダム 大将軍の帰還』シリーズ最高作となった5つの理由。考察&評価レビュー
text by ZAKKY
原泰久の人気漫画を実写映画化した「キングダム」シリーズ第4弾『キングダム 大将軍の帰還』が公開中だ。王騎(大沢たかお)と龐煖(吉川晃司)の対決、泣ける名場面、新しい登場人物の活躍に着目したレビューをお届け。シリーズ最高傑作である理由を解説する。(文・ZAKKY)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】
シリーズ最高傑作である理由①吉川晃司のカッコよさを再認識させられるオープニング
公開10日で興収36億円突破するなど、快進撃が続いている映画『キングダム 大将軍の帰還』。今回はシリーズ最高傑作と名高い本作の魅力を4つのポイントから解説する。
本作の主軸をなすのは、前作の終盤で突如現われた、その身に神を宿す“武神”と畏れられる趙国総大将である、王騎(大沢たかお)と龐煖(吉川晃司)である。
過去に因縁のある2人。本作の序盤で龐煖は、王騎の部下である信を隊長とした「飛信隊」を1人で圧倒した。
ここまでの戦闘シーンが圧巻なのであるが、とにかく吉川晃司演じる龐煖の存在感が半端ではない。
吉川晃司が得意とするライブ中に行うドラムのシンバルをハイキックで叩く「シンバルキック」を彷彿とさせる長い脚を活かした蹴り技も見せつけ、そのフォルムは、男性から見ても、惚れ惚れする。
吉川晃司のカッコよさを再認識させられるオープニングシーンによって、のっけからスクリーンに釘づけにさせられた。