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CGの中たったひとりで演じ切った少年の演技に感服
子供向けだったアニメ版を見事にアップデート

『ジャングルブック』(2016)


出典:Amazon

監督:ジョン・ファヴロー
脚本:ジャスティン・マークス
原作:ラドヤード・キップリング
出演者:ベン・キングズレー、ビル・マーレイ、イドリス・エルバ、ルピタ・ニョンゴ、スカーレット・ヨハンソン、ジャンカルロ・エスポジート、クリストファー・ウォーケン、ニール・セディ

【作品内容】

ジャングルにひとり取り残された人間モーグリは、母オオカミのラクシャのもとで惜しみない愛情を受けて幸せな毎日を過ごしていた。人間に対して激しい復讐心を抱く、トラのシア・カーンがジャングルに戻ってくるまでは…。

『アイアンマン』シリーズを手掛け、自身も出演したジョン・ファブローが、ハリウッド屈指の映像制作チームを率いて最先端の映像技術を駆使し、主人公モーグリ以外の動物や背景など全てをリアルなCGで表現した意欲作。

【注目ポイント】

主演のニールセティGetty Images

本作の素晴らしい所は、なんといっても唯一の人間・モーグリを演じたニール・セティの演技力。彼は若干12歳でありながら、オーディションで2000人の中から見事勝ち抜いた逸材である。

全編をスタジオで撮影し、ブルーバックのセットで、自分以外はすべてCG。存在しないジャングルや動物を想像しながらの芝居を見事にこなし、物語の世界観に完璧に溶け込んでいる。

また、登場する動物たちにも注目したい。どの動物たちもCGとは思えないくらいの鮮明さで目を驚かせてくれる。例えば虎のシアがモーグルにじわじわ近づいていくシーンは、本当に彼を嚙み殺すのではないのかと思わせるほどリアルで緊迫感がある。

他の動物たちもアニメのような派手な動きはないものの、それがかえってより一層のリアリティをかもし出している。

比較的子供向けだったアニメ版に対して、愛情や憎しみをリアルに表現した実写映画は、子供だけでなく幅広い年齢層に愛される作品に仕上がっている。

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