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『ゴッドファーザー』シリーズ史上最高の名言は…? 人生に役立つ素晴らしいセリフ11選。心に染み渡る珠玉の言葉をセレクト

text by 編集部

映画史において、語り継がれる名台詞が生まれることがある。中でも、フランシス・フォード・コッポラ監督の不朽の名作である映画『ゴッドファーザー』には、記憶に残る台詞が数多く存在する。今回は、米Movie Webに基づき、本作に登場する名台詞11選を紹介する。

映画ファンの記憶に残る珠玉の名言たち

1972年に第一作が公開された『ゴッドファーザー』は、マフィア一家の物語を通じ、犯罪、家族、そして権力についての壮大なドラマを描いた作品となっている。主演を務めた俳優マーロン・ブランドと、アル・パチーノは、本作で名演技を披露し、観客に深い感銘を与えた。今回の記事では、映画『ゴッドファーザー』3部作の中でも精彩を放つ名言を11個紹介していく。

1「銃は置いていけ。カンノーリは持っていけ。 (Leave the gun. Take the cannoli.) 」

ピーター・クレメンザ『ゴッドファーザー』

映画『ゴッドファーザー』のワンシーン。銃撃に合う長男サンティノ・“ソニー”・コルレオーネを演じたジェームズ・カーン
映画ゴッドファーザーのワンシーン銃撃に合う長男サンティノソニーコルレオーネを演じたジェームズカーンGetty Images

コルレオーネ一族の忠臣ピーター・クレメンザ。彼は、ポーリー・ガットーが、コルレオーネ・ファミリーのリーダーである、ヴィトー・コルレオーネの暗殺未遂に関与していると気づく。

その後、許されざる罪である裏切を犯したとされるポーリーの殺害を命令する。仲間であるロッコが、ポーリーを銃殺し、その場を立ち去ろうとした際に、クレメンザが放ったのがこの台詞。

クレメンザは、妻のためにカンノーリ(イタリアのお菓子)を購入。途中、小便をするために車を降る。その際に、車内でロッコがポーリーを射殺。その後、クレメンザは、何事もなかったかのように、妻に頼まれたお菓子のことを気にするというシーンだ。

かつては親しい友人であった人物が、裏切りの影響で、もはや友人とは言えない存在に変化する。築き上げた絆や信頼は一瞬にして消え去り、瞬時に過去の存在へと変わるのだ。

殺害後には、彼が亡くなったことへの悲しみなどは一切見せず、妻に頼まれていた、故郷イタリア・シチリアのお菓子を思い出し、気にかける。その姿から既に、ポーリーの過去など、頭の中に一片も残っていないかのような、冷酷な本性が垣間見られる。

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