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なぜ永瀬廉の演技は心を打つのか…? 『厨房のありす』で“謎の青年”を好演。役者としての魅力を解説【推し!movies】

text by 柚月裕実

1月21日スタートの日曜ドラマ『厨房のありす』(日本テレビ系)に出演中の永瀬廉(King & Prince)。King & Princeの活動に加えて、ソロでもドラマに映画、バラエティと多方面で活躍している。ドラマのスタートを機に永瀬の俳優としての魅力に迫ってみたい。(文・柚月裕実)

【著者プロフィール】
エンタメ分野の編集/ライター。音楽メディア、エンタメ誌等で執筆中。コラムやレビュー、インタビュー取材をメインにライターと編集を行ったり来たり。SMAPをきっかけにアイドルを応援すること四半世紀超。コンサートをはじめ舞台、ドラマ、映画、バラエティ、ラジオ、YouTube…365日ウォッチしています。

ドラマに映画と主演作品を重ねる永瀬廉

イラスト:大窪史乃
イラスト大窪史乃

永瀬は2013年放送のドラマ『信長のシェフ』(テレビ朝日系)で、森蘭丸役として出演。2018年のグループデビューを経てさらに加速する。2019年には『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)で生徒役の中心人物、明智秀一役で存在感を発揮した。

その名を全国区へと轟かせたのが、2021年放送NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』(NHK総合)で演じた“りょーちん”こと、及川亮役だろう。

金髪姿で漁師として働くいまどきの若者だが、涙を流しながらの熱い芝居に胸を撃たれた視聴者も多いはず。その余韻を残したまま、2022年にはNHKドラマ初主演作品『わげもん〜長崎通訳異聞〜』(NHK総合)では時代劇に挑戦した。

映画作品にも積極的で、初主演映画は2019年公開の『うちの執事が言うことには』。翌2020年には人気コミックの実写版『弱虫ペダル』で主人公・小野田坂道役を熱演。2022年『真夜中乙女戦争』、そして2023年の『法廷遊戯』と主演作品が続いている。

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