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復活なら社会現象級…! 最もリバイバルしてほしい名作ドラマ5選。今だからこそ、新作が見たい作品をセレクト

人々の記憶に残る名作ドラマたち。人気作はシリーズ化し、長きにわたって制作される作品もあれば、残念ながら惜しまれつつ終了……。かと思いきや、長くの時を経た後に、満を持しての復活、なんてことも珍しくない。今回は、リバイバルとして復活が望まれる民放ドラマ5本をセレクト。作品の魅力を解説し、ご紹介する。(文・寺島武志)

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令和にヤンキーブームを巻き起こす…人気俳優たちを輩出した熱血学園ドラマ

『ごくせん』

女優の仲間由紀恵
仲間由紀恵Getty Images

主演:仲間由紀恵
放送期間:2002年4月17日~7月3日
放送時間:水曜22:00~22:54
放送局:日本テレビ系
原作:森本梢子
脚本:江頭美智留、横田理恵、松田裕子
最高視聴率:23.5%
他キャスト:生瀬勝久、宇津井健、阿南健治、内山信二、金子賢、脇知弘

【作品内容】

森本梢子の漫画を原作とし、任侠集団「大江戸一家」の組長の孫娘として育った高校教師「ヤンクミ」こと山口久美子(仲間由紀恵)が、不良ばかりの問題児のクラス受け持ち、持ち前のケンカの強さと心の強さを生かして、生徒たちを導く痛快な学園ドラマ。

ドラマ版は第3シリーズまで製作され、第2シリーズの最終回には、ドラマとしては平成最高となる視聴者32.5%を記録した。

他でもスペシャル版・スピンオフ版6作、2009年には劇場版『ごくせん THE MOVIE』も製作され、34億8000円の興行収入を記録した。

【注目ポイント】

歴代の生徒役の中でも松本潤(嵐)、亀梨和也(KAT-TUN)、髙木雄也(HEY!SAY!JUMP)といった現SMILE-UP所属のキャストに加え、小栗旬や小池徹平、三浦翔平など実力派の人気俳優を数多く輩出した本作。

第1シリーズの白金学院、第2シリーズの黒銀学院、第3シリーズの赤銅学院に続く新たな舞台を設定でリバイバルを想像するのは難くない。

もし今、復活するのであれば、生徒役にはSMILE-UPやLDH所属グループや「JO1」など、将来有望な若手の出演は必至だろう。さらには窪塚洋介の息子・窪塚愛流、藤岡弘の息子・藤岡真威人なども父の面影を残したワイルドなマスクで、ヤンキー役に打って付けではないだろうか。

しかし、令和時代に、ヤンキー学校を舞台とした学園ドラマが受け入れられるかどうかは未知数な部分もある。今のZ世代にとって、不良グループが熱血教師とぶつかり合う青春ものはある種”ファンタジー”に映る可能性は否めない。

とはいえ、ドラマ『今日から俺は‼』シリーズ(日本テレビ系)や、映画『東京リベンジャーズ』(2021~2023年)シリーズなど、ヤンキーが出てくる漫画の実写作品が近年でもヒットしたことからも、ヤンキー作品のポテンシャルは未だ高いように思えるのだ。

まして本作は、視聴率30%超えを記録した名作ドラマだ。リアルタイムで視聴していた世代だけでも、ニーズはあるだろう。そして、かつてヤンクミに鍛えられた当時の生徒のキャストが成長した姿を見せるだけでも、ファンは歓喜するに違いない。

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