六本木~銀座エリアはデートにうってつけの聖地が目白押し
六本木のランドマークでありデートスポットとして六本木ヒルズ、国立新美術館が有名だが、どちらも新海誠作品の聖地でもある。『君の名は。』で、瀧が奥寺先輩とのデートで訪れたのがこの2か所だ。二人はJR四ツ谷駅で待ち合わせし、六本木へと向かう。
六本木ヒルズ森タワー52階にある屋内展望台「東京シティビュー」に上り、その後、国立新美術館のカフェでランチを取り、写真展を鑑賞する。
デートプランは三葉考案であり、当の瀧は初デートに緊張するだけでなく、頭の片隅で三葉のことを意識してどこか上の空だったため、デートはどこか後味の悪い結果に終わってしまったが、どちらもガラス張りの空間はとても美しく、東京の景観や多彩な展示を大いに楽しむことが出来るだろう。まして新海ファンなら自然と浮足立つに違いない。
六本木ヒルズ森タワーには、屋上展望エリア「スカイデッキ」があり、『天気の子』(2019)で穂高と陽菜が花火大会の日に雨が降らないように依頼を受け訪れる場所なのだが、残念ながら現在、一般営業は終了している(2024年4月調べ)。この他、『天気の子』の聖地は、代々木会館を代表に、取り壊しなどで現在では見られなくなってしまったものが複数ある。
ちなみに、『天気の子』でヒロインの陽菜が代々木会館の屋上にある神社でお祈りことで、天気を操る力を授かるのだが、実際の代々木会館の屋上には神社は無く、東銀座駅近くの「朝日稲荷神社」がモデルとされている。
前述したように代々木会館は現存していないが、大広朝日ビルの屋上から行ける朝日稲荷神社は、現在でも参拝が可能だ。平日のみのため、聖地巡礼で各地を回る際は注意しよう。