キャラクターが“バカだけど強い”
『オーシャンズ11』(2001)
―――本作は、児玉さんのお好きな作品とのことですが、シリーズの中で本作を選んだ理由は何でしょうか?
児玉「一言で言うと、わかりやすいですし、キャラクターが『バカだけど強い』という手の作品が好きなんですよ。今作の”オーシャンズ”たちは特に全員アホですし(笑)、観ていて嫌味がないし、ワクワクしますね」
ーーーなるほど、確かに(笑)。
児玉「僕が発起人として、“メトロンズ”という芸人のユニット(しずる、ライス、サルゴリラ、作家・中村元樹の全7名)を組んでいるんですけど、『オーシャンズ11』をイメージした感じはあります」
赤羽「確かに、“メトロンズ”、バカしかいないな(笑)」
ーーーああ、そんな経緯が。
児玉「あと、もっと遡れば、『ドラゴンボール』の”ギニュー特戦隊”みたいな集団を作りたかったんです。緊迫した『フリーザ編』で、いきなりフリーザの部下として”ギニュー特戦隊”が出てきて、戦隊ヒーローみたいなポーズをとったり…ふざけているのに、めちゃくちゃ強いなんて、最高ですよ(笑)!」
ーーーなんと、『オーシャンズ11』と、”ギニュー特戦隊”に共通点が! 興味深い話です。
児玉「いや、たまたまですよ(笑)。『オーシャンズ11』の好きなキャラで言うと、朝からプールサイドでバスローブ姿でワイン飲んでいる爺さんですかね。あと、ラスティ・ライアン(ブラッド・ピット)が、ハンバーガーを食べているシーンは、やはりかっこいいです」
ーーーカッコいいアイテム・ハンバーガーが、また登場しました(笑)。
児玉「何かで知ったんですけど、ブラッド・ピットが忙しくて食事をする時間がなくて、撮影中にあのシーンを入れたらしいんですよ」
赤羽「かっこいいな~! 食事も兼ねた撮影だったんだ」
ーーーお2人は、“オーシャンズ11”というチームに入ったとしたら、どの役を演じたいですか?
児玉「ケンカばっかりしている双子の兄弟(バージル・モロイ 演:ケイシー・アフレック、ターク・モロイ 演:スコット・カーン)のどちらかですかねえ。ああ、でも、サーカス団の中国人であるイエン(シャオボー・チン)が、1番好きかも!」
赤羽「う~ん、見た目は僕の方が、近いと思うなあ(笑)」
(文・ZAKKY)
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