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佐野勇斗“翔也”に課せられた大仕事に予期せぬピンチが…! NHK朝ドラ『おむすび』社内を駆け回る翔也が最後に向かう先は?

橋本環奈主演のNHK朝ドラ『おむすび』。本作は、橋本環奈演じる平成生まれのヒロイン・米田結が、ギャルとして自分らしさを追求し、あることがきっかけで栄養士になることを志す。そして、人と人とを繋ぐために奮闘する様を描く物語だ。さっそく、第68話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

翔也の初めての大仕事は…。

連続テレビ小説『おむすび』第14週 第68話 ©NHK
連続テレビ小説『おむすび』第14週 第68話 ©NHK

 結(橋本環奈)は、翔也(佐野勇斗)との結婚資金を貯めるため、家計簿をつけ、500円玉貯金を始める。翔也も会社に水筒を持ち込んだり、エアコンを消したりと節約に励んでいた。

 翌日。出勤した結は、食堂のメニューに使用する野菜を、地元の農家から仕入れられないかと考える。しかしコストがかかってしまうことから立川(三宅弘城)は何色を示していた。そこで結は、糸島で永吉(松平健)が規格外野菜を販売していたことを思い出し、社食でも使用できないかと提案する。

 一方翔也は、社で開発した新しい炊飯器の社内モニターを1週間で100人集めることになり、各部署に協力を呼びかける。

 翔也は100人集めるが、試食会当日に10人が来られなくなる。しかし、開発部は必ず100人分のアンケートを取りたいと要望したため、翔也は残り10人を集めるため社内を駆け回る…。

 結と翔也が、それぞれの仕事に奮闘する様子が描かれた第68話。怪我で野球ができない体になり、目の前の仕事に一生懸命向き合う翔也が、少しずつ成長していく姿は素直に応援したくなる。放送終了後、Xには翔也への応援コメントが後をたたなかった。

「ヨン様の仕事は試食することだけだと思ってたのに」「よく100人も集めたよ、翔也…」「野球が出来なくなった喪失感を埋めるべく飛び込んできた社内モニターの仕事。翔也にとって転機となれば。」「初めての大仕事に100人きっちり集めたヨン様は偉い。」「翔也、野球部に頼め!!」「ここまで、翔也がどんな人が丁寧に描かれているから、お約束なピンチ展開だけど心から応援しちゃう」など、彼のひたむきな姿に感化された視聴者の声が多く上がっていた。

 また、社員食堂で働く結が糸島にいた頃の思い出を仕事に昇華させた描写には、懐かしさと嬉しさがこみ上げた視聴者もいたようだ。

「最初期の永吉おじいちゃんの野菜の話からここにもってくるんだ!」「規格外野菜やリュックで走る翔也など、糸島時代の事が繋がっていて最初から見続けているとこういうのが嬉しい」など、『おむすび』を放送初期から追っていた視聴者の胸をくすぐる演出が光った。

 明日は、翔也が試食会終了までに追加モニターを10人集められるのか、ハラハラしながら放送を待ちたい。様々な要素が絡み合い、成長していく結と翔也から目が離せない。

(文・野原まりこ)

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【了】

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