このドラマのもう1つの楽しみ

『問題物件』第2話©フジテレビ
『問題物件』第2話©フジテレビ

 相変わらず謎に包まれているのは犬頭だ。神出鬼没で恵美子を驚かせ、「レッツゴーだ」と言って調査へと出かけていく。洞察力と推理に優れているだけでなく、今回はなんと腕っぷしも強いことが証明された。威嚇するときに少し表情が犬っぽくなるのがかわいい。

 すぐに「人間にしては」と言うし、犬っぽい表情もする。1話から匂わせられている犬頭=犬説の信ぴょう性も高まってくる。ただ、1話・2話と物件にまつわる不思議な現象に現実的な理由を提示しているのに、「実は犬が人間になっていました!」というのはありなんだろうか。

 そんな中、犬頭のスマホの待ち受けが、販売特別室・室長の大島雅弘(宮世琉弥)とパートナーの犬太であることが判明した。雅弘は足が悪く、車いすで生活しており、自宅からもあまり出ることが出来ない様子だ。室長という肩書も形だけだから、と、どこか世の中に対して拗ねたような態度を取ってみえる。ただ、オカルト好きのようで、クレームが来た時が一番表情を輝かせている。
 
 一方、大島不動産販売の現社長・大島高丸(船越英一郎)は何か企んでいるようで、販売特別室・室長代理の片山(本多力)もグルのようだ。

 犬太は高丸たちの企みに気がついて、人間として恵美子の案件を手伝っているのではないか? という可能性が頭をよぎる。うーん、やはりどうしても犬頭=犬説を考えてしまう。

 それにしてもこのドラマは、犬太だけでなくたくさんの犬が出てくるのが1つの楽しみである。かわいくて癒される。

(文・ふくだりょうこ)

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