『アイシー〜瞬間記憶捜査・柊班〜』第1話考察＆感想レビュー。波瑠の”目力”が際立つ…柊班メンバーのギャップに期待大のワケ

柊班メンバーのギャップに期待

　これからの見どころは、感情的で個人プレイが目立つ柊班がどれだけチームとして成長していけるかだろう。今のままでは氷月の負担が大きすぎるので、バラバラの個性を武器に一心同体で戦う戦隊ヒーローのように、彼らが一丸となって難事件に挑む姿も見てみたい。

　そして、柊班メンバーの属性が明確に色分けされているからこそ、それぞれのパーソナルが深堀りされるなかで生まれるギャップは、作品を通しての楽しみでもある。

　第1話でも、氷月が誰よりも大食いなギャップが描かれていたが、ほかのメンバーも含めていっそう親しみが持てる意外な一面が発覚すれば、一気に愛着が沸いてしまうかもしれない。

　実際に「氷の女王」と揶揄されている氷月が、犯人に対して凄まじい剣幕で怒りを露わにしたように、柊班の面々の過去が明かされていくにつれて、最初に決めつけた色にも変化が生まれるはずだ。

　初回は確定で始末書だらけの柊班だったが、キャタクターのグラデーションを楽しみながら、次なる事件へと目を向けたい。

（文・ばやし）

【了】

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