心麦は一家殺人事件の生き残り？
前回から視聴者の間で囁かれていたように、やはり心麦は一家殺人事件の生き残りなのだろうか。だとしたら、心麦も友哉も同じ事件で人生が大きく変わったということになる。月の光に手をかざす仕草、友哉がクジャクの話を知っていたことも偶然とは思えない。
また、心麦が小学校一年生の時に亡くなった母・静香（仙道敦子）と、友哉の母親の容姿が似ている点も見逃せない点だ。別の役者が演じているので同一人物ではないにしろ、姉妹説も浮上している。
そこで筆者の頭に浮かんだのが、友哉の母親が家を出て行った後、資産家の林川と再婚したという可能性だ。その間に生まれたのが心麦（つまり、友哉とは異父兄妹）。
もしも、静香と友哉の母親が姉妹なら、心麦が春生の家に引き取られた理由も説明がつく。だから力郎の逮捕に関わった春生はずっと、友哉を気にかけていたのかもしれない。
力郎が冤罪だと信じる友哉の話を聞き、春生が事件について調べ始めていた可能性も。しかし、真犯人あるいは、力郎が冤罪だったということを知られると都合が悪い人間が、「友哉が事件の恨みから春生を殺した」というストーリーをでっち上げた…ということはないだろうか。まだドラマは始まったばかりだが、1つの可能性として提示しておきたい。
（文：苫とり子）
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