横田真悠“可奈子”、元カノゆえの策略
しかし、問題はここから。真戸原は、瀬奈が自分の実家に泊まっているにも関わらず、元カノ・可奈子(横田真悠)から呼び出されると、そっちに行ってしまったのだ。しかも、一晩中帰ってこないのだから、やばい。確実に、瀬奈に告白をした直後にやることじゃない。優先順位ってものがある。
ただ、真戸原の「(可奈子が)喘息持ちで目が離せなかった」「熱も下がらないから帰らないでくれって泣かれて(帰れなかった)」という言い分も理解できなくはない。こういうとき、困った人を放っておけないタイプだから、瀬奈もわたしたち視聴者も、真戸原のことを好きになったんだと思う。
でも、瀬奈の立場になって考えると、「何もなかった」と言われてもいい気分はしないだろう。「わたしよりも、元カノを優先するの?」と思われてしまっても無理はない。
ただ、この状況でいちばん悪いのは可奈子であり、どんなに辛い状況であっても、元カレにSOSを求めるべきではなかったと思う。学生時代から真戸原のことを知っている可奈子は、彼の性格を熟知しているのだろう。“こういう頼り方をされたら断れない”と分かってやっているのがズルい。
また、第4話ラストの「優! 不安になっちゃって。わたしたちって、まだ付き合ってるよね?」という問いかけもホラーすぎた。相関図に「重めの恋愛スタイルを持ち、のちに真戸原を困らせることになる」と書いてあったが、可奈子は中盤戦からよりヤバさを発揮してくるキャラになりそうだ。