8年前、田中圭“宇井”に何が起きた?
『アンサンブル』第4話は、8年前に宇井が瀬奈の前から消えた理由が判明した回でもあった。簡潔にまとめると、8年前に事故で亡くなった宇井の兄には、ひとりで育てている娘(=咲良)がいた。両親は高齢だったため、その娘を宇井が育てることになった。瀬奈の将来の邪魔をしたくなくて、別れを告げることにしたらしい。
なんとなくは理解できたが、正直「そこじゃなくないか?」と思ってしまった。瀬奈が宇井を遠ざけたのは、彼が内緒で会社を立ち上げたこと。第4話で、共同経営者の朱利(中田クルミ)には10年間付き合っている彼女がおり、宇井を恋愛対象として見ているわけじゃない…ということが明らかになったが、8年前の瀬奈にとっては朱利の存在も「むむむ?」となるポイントだったんだと思う。
ただ、今回の宇井と瀬奈の話し合いでいちばんプラスだったのは、瀬奈が自分にも非があったと認められたこと。これまでの瀬奈は、宇井にすべての責任を被せて“可哀想なわたし”という感じになっていたが、「不安だったんだ。宇井くんが、どんどん違う世界に行っちゃう気がして。自分と比べて、それで意地張って、宇井くんの話を聞こうともしなかった。謝るのは、わたしの方。ごめんなさい」とちゃんと謝罪をすることができた。
これで、瀬奈は心置きなく次の恋に進める…と思ったが、宇井が「俺たち、やり直せないかな? 瀬奈と家族になりたいんだ」とプロポーズをしてきた。正直、仕事だったら瀬奈が断れないと分かっていて、仕事の依頼をしてきたりする宇井のコスさは、気に食わないところがある。しかし、ヤバい元カノとまだ関係を続けている真戸原もヤバいのでは…? という気持ちになってきた。どちらを選ぶにせよ、タイパは悪い恋愛になりそうだ。
(文・菜本かな)
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