『ホットスポット』考察。野呂佳代がまさかの再登場…衝撃のダイヤモンド級のメンタルとは? 今後の伏線も? 第6話レビュー【ネタバレ】

ドラマ『ホットスポット』(日本テレビ系)が毎週日曜22時半より放送中だ。バカリズムが脚本を務める本作は、小さな田舎町を舞台に、市川実日子演じる主人公が、宇宙人と遭遇する”地元系・エイリアンヒューマンコメディ”。今回は、第6話のレビューをお届け。(文・あまのさき)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 感想 レビュー】

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【著者プロフィール:あまのさき】

アパレル、広告代理店、エンタメ雑誌の編集などを経験。ドラマや邦画、旅行、スポーツが好き。

まったく一緒のやり取りに笑った第6話

『ホットスポット』第6話 ©日本テレビ
『ホットスポット』第6話 ©日本テレビ

 第6話の「寒い夜の出来事」は、笑いが散りばめられた愉快な回となった。

 清美(市川実日子)はおばあちゃんの家に泊まりに行くという若葉(住田萌乃)を残し、一足先に仕事場へと向かう。「戸締りよろしくね」と言いはしたものの、目の前でがちゃりと音を立てて鍵を閉められたことになんとなく不満気。

「わたしは少し時間を空けて、静かに鍵をかける」というアレ、実は子どもの頃に母親から同じようなことを言われた経験があって、もしかして、そういう不満の結果だったのか…?と少し心配になった。

 チェックアウトの時間帯はお客さんが出て行くたびにドアが開いて寒いという愚痴とか、時間を明言せずにやってくる苦手なオーナーへの嫌悪感とか、今日も好き放題に言っているレイクホテル浅ノ湖の面々。「GPSついてればいいのに」「オーナーイーツ?」という清美と由美(夏帆)のやりとりには思わず笑ってしまった。

 お金持ちなのでは?と予想している宿泊客・村上(小日向文世)に、相変わらず清美は優しい。散歩と聞けばカイロを差し出し、道端で遭遇すれば「ホテルまで(車に)乗って行きますか?」と声を掛ける。

 長期滞在していると、ホテルの従業員とこんな関係になることもあるんだろうか。それにしても、『アナザースカイ』みたいな浸り方をしているときに声を掛けるのは、さすがにありがた迷惑だ。

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