おじさん2人のやりとりが秀逸
そして、今週も高橋さん(角田晃広)と支配人(田中直紀)のやりとりがちょこちょこあったのだが、内容のしょうもなさといいテンポ感といい、やっぱりさすがだった。これまでホテルのピンチを救ってきたのが高橋さんなのではないかと問いかける支配人。
よせばいいのに、高橋さんは給湯器も自分が直したと嘘をつく。なんの得にもならないだろうに、ちょっと見栄を張る高橋さんの“小ささ”がなんかいい。これぞ高橋さんという感じがする。
さらに支配人は、歯の痛みを抑えてくれないか? シミを取ってくれないか? と高橋さんに相談する。しかし、例によって「それは超能力の領域なので…」と高橋さん。それでも市販の鎮痛剤や知り合いの医師を紹介してくれようとすると、支配人は「予知能力ですか?」と尋ねる。
高橋さんの能力と超能力を混同してしまっているところは、かつてみなぷー(平岩紙)たちが高橋さんと対面したときと同じ反応だが、いやはや、おじさん2人の真顔のやりとりが、あまりにもシュールで秀逸だった。