初回から気になること尽くし!
麻生と塩野が並んだ時の絵画のような美しさも見逃せない。特に印象的だったのは、2人の“相合傘”のシーンだ。
ある日、陽子の家を訪れた帰り、離れに住む凍也と遭遇したあやめ。何気ない会話をしていると、突如、凍也が「見てみたいな、もっとあなたの顔」と言い出す。その瞬間、スプリンクラーが作動。凍也はあやめが濡れないように傘を差し、肩を抱き寄せた。
その後、凍也は一瞬だけあやめから離れるが、再び近づいてホースで虹を作りながら「元気出ました?」と笑いかける。2人の恋を予感させるロマンチックなシーンに思わずため息が出た。
果たして1年後、2人の関係はどうなっているのか。なぜ、あやめは殺人事件の被告となっているのか。凍也が生きているのか…など、気になること尽くし。
なお、本作にはインティマシー・コーディネーター(※ヌードや性的なシーンの撮影において俳優側と制作側の間に立ち、安全な撮影環境づくりをサポートする職業)が入っており、冒頭ではさっそくあやめと凍也の激しいベッドシーンや、凍也と見られる男性からあやめが暴行を受けるシーンなどが映し出された。
過激でスリリングな展開でありながら、ビジュアルは美しいという良い意味でのアンバランスさが韓ドラならでは。日本の実力派俳優陣を携え、世界に挑戦していこうという気概をひしひしと感じる初回の放送だった。
(文・苫とり子)
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