真平(坂口憲二)の心の葛藤

『続・続・最後から二番目の恋』第2話 ©フジテレビ
『続・続・最後から二番目の恋』第2話 ©フジテレビ

 今回、いちばん印象に残ったのが、真平(坂口憲二)の心の葛藤。彼は、脳腫瘍を抱えており、いつ再発してもおかしくないと言われている。

 そのため、自動車の運転免許も取らず、特定の恋人を作らずにいた。しかし、知美(佐津川愛美)と出会ったことで、“自分の幸せ”を追い求めてもいいのかな? と思えるようになり、結婚。今では、2人の子どもに恵まれている。

 真平は、毎日のように「幸せだ、幸せだ」と言っているらしい。それを聞くたびに、知美は「不安なんだな。失うのが怖いんだな」と思ってしまう。“今”だけを見つめられたらいいのに、“未来”のことを考えて不安になってしまうのが、人間というもの。

 そんな真平の心の闇に、どう寄り添えばいいのか? と悩む知美に、和平は「もちろんあいつは不安をなくしてないし、怖いんだと思うのね。失うのが。でも、そんななかでもさ、毎日幸せだって言えたり、思ったりできるのは、昨日より今日、今日より明日。その、真平の人生が素晴らしいものになってるんだって俺は思ってる」と声をかけた。

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