竹野内豊“寛”「何のために生まれて、何をしながら生きるのか」NHK朝ドラ『あんぱん』北村匠海“嵩”が出した答えとは?

text by 野原まりこ

今田美桜主演のNHK朝ドラ『あんぱん』。本作は、漫画家・やなせたかしとその妻・小松暢をモデルに、何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描いた、愛と勇気の物語。さっそく、第18話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

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受験を控える嵩に起こった悲劇

連続テレビ小説『あんぱん』第4週 第18話 ©NHK
連続テレビ小説『あんぱん』第4週 第18話 ©NHK

 のぶ(今田美桜)は、けんかした嵩(北村匠海)と千尋(中沢元紀)の仲裁に入るために嵩を殴ったことを羽多子(江口のりこ)にたしなめられる。そしてメイコ(原菜乃華)や、くら(浅田美代子)に千尋との仲を冷やかされる。

 一方、寛(竹野内豊)は、嵩(北村匠海)と千尋(中沢元紀)に改めて後継ぎはいらないと告げ「何のために生まれて何をしながら生きるのか、見つかるまで必死でもがけ」と言い聞かせる。しかし、まだなりたいものがまだわからない嵩は、高知第一高等学校の受験を決意し、猛勉強に励む。嵩が医者を目指すことを喜ぶ登美子(松嶋菜々子)と千代子(戸田菜穂)は、仲違いしていたことも忘れて、結託する。

 そうして年が明け、迎えた受験の日。のぶが家族に見送られていると、受験票を忘れて出かけた嵩を追いかける登美子(松嶋菜々子)が現れる。のぶは受験票を受け取って走り出し、嵩に届けたのだった。

 第18話は、受験に向けてひた走るのぶと嵩の様子が描かれ、ちゃっかり仲良くなった登美子と千代子にも驚かされた。ここでXに寄せられた視聴者による感想を見ていこう。

「寛と義理の息子2人がじっくり話してるシーンは良かったな。」「寛さんカッコええ~」「受験票とあんぱんを押し付けて風のように去るのぶかっこいい」「のぶの足が速いの伏線回収…だったような、そりゃ正絹着たオバさんがそもそも駅まで走る持久力無いやろなってとこもあった。ドタバタだったけど、間に合って良かったね、になりました。」「登美子さんと千代子さんがそんなに仲良くなったなんて…」

 明日は試験を終えた2人の明暗が別れる、大切な節目の回となりそうだ…。
 
(文・野原まりこ)

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【了】

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