今田美桜“のぶ”がブチギレた理由が愛おしすぎる…。NHK朝ドラ『あんぱん』怒って泣いて笑わせて…視聴者混乱の神シーンとは

text by 野原まりこ

今田美桜主演のNHK朝ドラ『あんぱん』。本作は、漫画家・やなせたかしとその妻・小松暢をモデルに、何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描いた、愛と勇気の物語。さっそく、第84話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

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嵩(北村匠海)が発した驚愕の一言とは?

連続テレビ小説『あんぱん』第17週 第84話 ©NHK
連続テレビ小説『あんぱん』第17週 第84話 ©NHK

 地震から2日後。いまだ高知と連絡がつかず、居ても立っても居られないのぶ(今田美桜)。そんなのぶに、八木(妻夫木聡)はあいつは死にはしないと声をかけ、戦地での嵩の話をし始める。のぶは、嵩が壮絶な経験をしたにも関わらず、自分のことを励ましてくれたことを思い出し、嵩の存在の大きさに気づく。

 同じころ、嵩を案じて何も手につかない東海林(津田健次郎)たち。すると、そこに嵩がひょっこり現れる。連絡ぐらいしろという東海林に、嵩はうちで寝ていたと言い、一同唖然とする。

 また、羽多子(江口のりこ)と、蘭子(河合優実)とメイコ(原菜乃華)も無事に再会を果たす。

 一週間後。鉄子(戸田恵子)に、嵩の名を何度もつぶやいていたことを指摘されるのぶ。そこへ、高知新報にいた羽多子から電話がかかってくる。家族の無事を知り、安心するのぶだったが、嵩が無事かどうかを聞き出せずにいた。すると、電話口に嵩の声が聞こえてくる。しかし、寝ていたと話す嵩に、自分がどれだけ心配していたかと、怒鳴って電話を切ってしまうのだった。

 まさかこんなにも愛おしい回になるとは思いもしなかった第84話。これまで、うんともすんともいわなかったのぶの心が大地震のように揺れ動いた…。しかし、思いのあまり怒鳴ってしまうのぶとは対照的に、視聴者の顔はほころんでいただろう。ここでXに寄せられた視聴者によるコメントをご紹介する。

「マイペース嵩…まさか寝坊して、さらには起きた後も無断欠勤とは!」「のぶも自分の気持ちに気づいたし明日から二人の関係に動きが出て来そう」「いやぁー!のぶがやっと自分の気持ち気付いたき!やったー!崇の勝ち!」「怒鳴って泣いて笑わせて…のぶの“怒り”が全部、愛だった」「泣き笑いの回やったにゃあ。」

 嵩とのぶの両思い確定演出に、視聴者からは多くの祝福の声が寄せられた。2人の再会が待ち遠しい!

(文・野原まりこ)

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