今田美桜主演のNHK朝ドラ『あんぱん』。本作は、漫画家・やなせたかしとその妻・小松暢をモデルに、何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描いた、愛と勇気の物語。さっそく、第85話を振り返ろう。（文・野原まりこ）【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

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ついに打ち明ける嵩（北村匠海）の思い

　のぶ（今田美桜）は嵩（北村匠海）にひどいことを言ってしまったと、八木（妻夫木聡）に愚痴をこぼしていた。一方、のぶに嫌われたと思い込み、元気のない嵩。しかし、蘭子（河合優実）は、気持ちを伝えずにいることは、気持ちがないものと一緒であると言い、好きな気持ちをなかったことにしないでと説得する。

　その言葉が心に刺さった嵩は、その夜、編集室に戻って黙々と表紙の絵を描き始め…。

　2日後、のぶがガード下で子どもたちに囲まれていると、そこに嵩が現れる。嵩は、赤いハンドバッグを差し出し、受け取ったのぶに、「若松のぶさん。僕は、朝田のぶの頃からあなたが好きでした」と告白し、振り向いて立ち去ろうとする。

　のぶは嵩を呼び止め「たっすいがはいかん」と言ったかと思うと、「あんたの2倍、あんたが好きや」と駆け寄って嵩を抱きしめるのだった。

　17週に渡る思いが溢れ出した、記念すべき第85話！『あさイチ』に登場した、東海林役の津田健次郎も「よかったにゃあのぶ、嵩、ここまで長かったなー」とテンションMAXで2人を祝福。Xにも視聴者による祝福の声が殺到していた。

「うわああああああ泣いたあああああ！！！！！」「良かった⋆⸜♡⸝‍⋆」「崇くん、のぶちゃん、、よかったね」「告白シーンで泣いたの初めてや。」「ありのままののぶちゃんが好きって言葉にぐっときたよー」「蘭子の言葉…胸に突き刺さる言葉やったな、、」「あさイチで東海林編集長もうるっときてたの笑った！」「来週ボーナスタイムだね！！！！」

　紆余曲折を乗り越えて結ばれたのぶと嵩。この日を待ち侘びていたのは視聴者も同じだ。来週、思いが通じ合った2人の姿を見るのが待ち遠しい！

（文・野原まりこ）

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