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タイトル通りのダークな展開に目が離せない

『アンチヒーロー』第2話より ©TBS
アンチヒーロー第2話より ©TBS

物語の最後、再び、独房で過ごす謎の男(緒形直人)は明墨から手紙が届くが、男は封も開けずに、ただ積み上げていく。そして、紗耶(近藤華)は、児童養護施設を訪問する。紗耶がここで育ったことを印象付けるシーンだ。

さらに、明墨はある人物の墓参りに訪れる。そこにあった名前は「REIKO MOMOSE(モモセレイコ)」。明墨は涙を流す。彼女はいったい何者で、明墨、さらには紗耶、獄中の謎の男と、どういう関係にあるのか…。今は亡き人物でありながら、「明墨正樹とは何者か」を解き明かすカギを握っているようだ。

片や、明墨と一蓮托生の関係にあると見せかけてきた紫ノ宮が、明墨のデスクの引き出しを漁り、何かを探しているようなシーンも気になるところだ。

のっけから坂口裁判長(井上肇)と裁判員を丸め込み、“殺人犯”を無罪にすることに成功した明墨。『アンチヒーロー』というタイトル通り、ダークな展開を見せている。

第3話から始める裁判で、明墨が弁護するのは、暴行事件を起こした政治家の息子。そして、担当検事は“天敵”の緑川だ。

自らの“正義”に則って、職務を遂行する明墨。次はどのような手法で裁判に挑むのか。そして、赤っ恥をかかされた検察側は、どう反撃するのか。長谷川の長セリフによる明墨の法廷での大演説同様、大きな見どころとなりそうだ。

(文・寺島武志)

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