竹内涼真の“魂の芝居“に心が揺さぶられる…白熱する考察合戦、ラスボスは? 『Believe 君にかける橋』第6話レビュー
text by 寺島武志
木村拓哉主演のテレビ朝日開局65周年記念作品『Believe -君にかける橋-』(テレビ朝日系)が放送中。建設現場での事故によって実刑判決を受けた設計士の狩山陸が奮闘する希望と再生のヒューマンエンタメ。今回は、第6話のあらすじと本作の見どころを紹介する。(文・寺島武志)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】
木村拓哉と竹内涼真の演技合戦に目が離せない第6話
龍神大橋建設現場崩落事故の責任を被る形で実刑判決を受け、収監されていた狩山陸(木村拓哉)。しかし、自らの無実を証明すべく、刑務所から逃走した後、大捜査網をかいくぐっていたが、警察に出頭する寸前に半田豊(田中哲司)に連れ去られ、半田の自宅に身を潜めていた。
「永代町女子大生殺人事件」によって、理不尽に長女を失ったことで、加害者と警察に恨みを持ち、自らの手で復讐をしようとする半田に対し、仇討ちを思いとどまるよう、必死の説得を試みる狩山。
ところがその時、狩山を執拗に追い続けていた刑事・黒木正興(竹内涼真)が半田の自宅に現れる。“もはやここまで”と腹を決め、狩山は黒木の前に姿を現す。事故で亡くなり、その死に際に「すいません…」と謎の謝罪の言葉を残して逝った下請け会社の社長・若松博通(竹内涼真:二役)と黒木が兄弟だったことを知らない狩山は、黒木の顔を見て、一瞬混乱する。
このままでは半田も犯人蔵匿罪で逮捕されてしまうため、狩山は半田をかばうべく、彼を脅して匿わせたと告げ、さらに半田が被害者遺族である永代町女子大生殺人事件の捜査に不満を持っていることを付け加え、捜査の強化を求める。そしてついに狩山は逃走4日目にして、再逮捕された。