ホーム » 投稿 » ドラマ » “セクハラの基準 ” をめぐる阿部サダヲの台詞が賛否を呼んだワケ。ドラマ『不適切にもほどがある!』第3話考察レビュー

“セクハラの基準 ” をめぐる阿部サダヲの台詞が賛否を呼んだワケ。ドラマ『不適切にもほどがある!』第3話考察レビュー

TBS系金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』。2月9日(金)放送の第3話「カワイイって言っちゃダメですか?」は、“セクハラ”のボーダーラインはどこにあるのかに迫る。容姿を褒めることや、恋人の有無を聞くことはご法度の令和のコンプラに対し、市郎の出した答えとは!?(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

第3話「カワイイって言っちゃダメですか?」
“セクハラのボーダーライン”はどこ?

ドラマ『不適切にもほどがある!』第1話より ©TBS
ドラマ不適切にもほどがある第1話より ©TBS

現代の働き方について悩む渚(仲里依紗)を“不適切発言”で救った市郎(阿部サダヲ)。いい感じの雰囲気になった2人であったが、市郎は、喫茶「すきゃんだる」のトイレの天井にあいた穴に落ちて、昭和に帰ってきてしまう。

帰ってきてしまったものは仕方ないと自宅に帰った市郎は、年頃の娘・純子(河合祐美)が、令和からやってきた社会学者・サカエ(吉田羊)の息子・キヨシ(坂元愛登)を誘惑しようとバスタオル一枚の姿を目撃するやいなや「メスゴリラ」と揶揄し、罵り合うのであった。

一方、令和の渚と秋津は、突然いなくなってしまった市郎を心配していた。するとそこへ、市郎の元教え子・井上(宅弘城)が訪ねてくる。

井上はサカエの元夫であり、タイムマシンの開発者だった。第1話で市郎にタイムマシン開発の夢を応援された井上少年は、その後頑張って研究し、くじけそうになったら小川先生(市郎)のケツバットを思い出し、躊躇するサカエに思いっきりケツバットしてもらうことで、ついに昭和の大型バスを改造したタイムマシンの開発に成功したのであった。

時を昭和に戻し、純子は応募していた深夜番組「早く寝ナイトチョメチョメしちゃうぞ」の挑戦者に当選。しかしその番組は過激で有名な上、毎週誰かがポロリするという危険性を孕んでいた。

1 2 3 4