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ディーン・フジオカ”アンチヒーロー”の魅力が爆発…男気溢れるエピソードとは? NHK『正直不動産2』第9話考察レビュー

text by 寺島武志

NHKにて放送中の山下智久主演ドラマ『正直不動産2』。ウソがつけない不動産営業マン・永瀬とカスタマーファースト命の月下(福原遥)の名コンビが戻ってきた。今回は、神木(ディーン・フジオカ)が1位に固執する理由と過去が明らかになった第9話のレビューをお届け。(文・寺島武志)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】

ナンバーワンに固執し続ける神木

『正直不動産2』第8話より ©NHK
正直不動産2第8話より ©NHK

登坂不動産、そして永瀬財地(山下智久)の天敵であるミネルヴァ不動産の神木涼真(ディーン・フジオカ)は、営業成績ナンバーワンに異常なまでに執着するあまり、サブリース(また貸し)契約を結んでいるオーナーたちから違約金をせしめる違法スレスレのやり方で実績を上げようとしていた。

そんな神木のやり口に危うさを感じた花澤涼子(倉科カナ)は、神木を止めようと、ライバルであるはずの登坂不動産の月下咲良(福原遥)に協力を求める。

一方、十影健人(板垣瑞生)は暗号資産で儲けた金で高級スーツと、100万円の腕時計を付けて出勤する。続くように、神木が登坂不動産にやってきて、「登坂不動産はもうすぐ終わる」と豪語し、社員をスカウトしようとする。社長の登坂寿郎(草刈正雄)、営業部長の大河真澄(長谷川忍)に対しても、堂々と宣戦布告だ。

神木らはまず、気の弱そうな山田直人(山崎直樹)に対し、法律の穴を突いて家賃の減額を強要する。

一方、月下は、5年前に亡くなった町会長の妻・松井恵美(増子倭文江)に相談を受けるが、その真相を語ろうとはしない。息子の正則(西村元貴)に口止めされていたようだ。

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