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若葉竜也“三瓶“にも引けをとらない…芸達者・岡山天音の二面性のある芝居に心掴まれるワケ『アンメット』第4話考察レビュー

text by 苫とり子

杉咲花主演の月10ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(カンテレ・フジテレビ系)。本作は、“記憶障害の脳外科医”が主人公の、新たな医療ヒューマンドラマ。今回は、三瓶と大迫が医者としての方針を巡り対立。ミヤビの事故への謎が深まった第4話のレビューをお届けする。 (文・苫とり子)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

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【著者プロフィール:苫とり子】

1995年、岡山県生まれ。東京在住。演劇経験を活かし、エンタメライターとしてReal Sound、WEBザテレビジョン、シネマズプラス等にコラムやインタビュー記事を寄稿している。

三瓶が手術中に乱入!?
三瓶と大迫の方針が浮き彫りに

『アンメット』第4話より ©カンテレ
アンメット第4話より ©カンテレ

三瓶(若葉竜也)を信じ、脳の検査を受けてみることにしたミヤビ(杉咲花)。しかし、検査の結果、ミヤビの脳には重度の記憶障害が残るほどの大きな損傷は見当たらなかった。困惑するミヤビは大迫(井浦新)に相談。大迫は記憶障害の原因は見つけにくいところにあり、三瓶の見立てが間違っていると指摘する。

そんな中、ミヤビは破裂の恐れのある動脈瘤が脳に見つかった患者で、ロボット工学研究者の加瀬誠(前原瑞樹)を担当することに。脳動脈瘤が破裂するリスクは年間1%程度だが、破裂すれば重度の障害が残るか、最悪は死に至る可能性も。

しかし、手術をすれば4~10%の確率で後遺症が残るという究極の選択を迫られ、妻と幼い子供を持つ加瀬は葛藤する。そんな加瀬にミヤビは根気よく寄り添い、最善の治療を行うためにカテーテル専門医である綾野(岡山天音)にも助言を仰ぐのだった。

一方、ミヤビのカルテを確認するために関東医科大学病院を訪れた三瓶。だが、秘書の麻衣(生田絵梨花)から大迫は終日不在だと言われ、仕方なく帰ろうとしたところ、院内で入院患者らしき7歳の少年に出くわす。

少年は脳腫瘍を摘出する2回目の手術を控えていたが、腫瘍は松果体にできており、無理にとろうとすると命の危険があるため、全てをとりきれない可能性もあると主治医の大迫から言われていた。

しかし、少年の両親と手術をモニターで眺めていた三瓶は「全摘を目指すべき」と大迫に意見する。それに飽き足らず、無許可で手術に乱入。この出来事をきっかけに、大迫と三瓶は激しく対立するのだった。

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