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BreakingDown・バン仲村が語るバイオレンス映画の見方とは? 心の映画5選【私の人生を変えた珠玉の映画たち】

text by ZAKKY

各界で活躍する著名人に「人生に影響を与えた映画」をセレクトしてもらい、その魅力を語ってもらうインタビュー企画。今回登場するのは、数年前『BreakingDown』に彗星のごとく現れ、現在は人気YouTuberである、バン仲村さん。そんな仲村氏にアウトロー色の強い映画についてたっぷりお聞きした。(取材・文:ZAKKY)

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【バン仲村 プロフィール】

山梨学院大学経営情報学部経営情報学科卒。山梨学院大学大学院社会科学研究科修士課程修了。『BreakingDown』で注目を集め、格闘技イベント『ケンカバトルロワイアル』の代表も務める、実業家でありYouTuber。
仲村TV

原作にないオリジナルドラマで大ヒット

『クローズZERO』(2007)

写真:Wakaco
写真Wakaco

ーーーまずは、好きな不良・アウトロー映画についてお聞きしたいです。

「真っ先に思い付くのはこの映画ですかね。見事な出来だったと思います。主演の小栗旬さんもよかったですけど、山田孝之さんのイカつい貫禄が、特にね」

ーーー2人とも、あの映画で見事に不良化を遂げましたよね。

「不良化というより、殻を破ったっていうイメージが強いですかね。彼らはそもそも、ドラマの『花より団子』(2005〜)『ウォーターボーイズ』(2001)などで演じていた役のように、基本清純派だったじゃないですか。その印象をガラッと変えたのには、ちょっとびっくりしましたね。

自分の中でこじれていた部分を解放したのかな…なんてことも想像しました。特に山田孝之さんの豹変ぶりには、例えが違うかもしれませんが、この2年ほどでYouTuber活動をいきなり始めた僕自身、どこかシンパシーを感じるんですよ」

ーーー山田さんは漫画『東京都北区赤羽』(清野とおる・著)に感化されて、赤羽に移住し、その日常が本人主演でドラマ化されたりと、独得の活動を行っています。確かにバンさんのドキュメンタリー溢れる活動と近いかもしれません。

「ああ、そう言ってもらえると、嬉しいですね。そのうちお会いしたいと思っているんですけど、そういう毛並みが近い人たちって、いつか勝手に会っちゃうんですよね。だから、ガッついて会いたいというよりは、自然と遭遇するんじゃないかなと、どこかで思ってます。実際、『クローズZERO』に出ていた、遠藤要とは何となく出会って、今では親友ですよ」

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