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バツ3ライターが考察する“圧倒的な魅力”とは…? Netflix『離婚しようよ』、宮藤官九郎の脚本が共感を集めるワケ

text by 森田真帆

日本を代表する脚本家・宮藤官九郎と大石静がシナリオを手がけ、松坂桃李と仲里依紗がワケあり夫婦を演じる、Netflixオリジナルドラマ『離婚しようよ』。今回は、2023年6月に配信がスタートして以降、「面白すぎる」と話題の本作の尽きぬ魅力を、3度の離婚歴をもつ映画ライター・森田真帆が深掘りレビューする。【あらすじ キャスト 考察 解説 評価】

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【著者プロフィール】

森田真帆。1980年、東京生まれ。1998年に渡米。ウィル・スミスが代表を務めるウィル・スミス・エンタープライズにてインターン。北野武監督のロサンゼルスロケなどさまざま映画製作の現場を経験。帰国後は、株式会社ウエルバ(現シネマトゥデイ)の専属ライターとしてブラッド・ピット、トム・クルーズ、キアヌ・リーブスら、これまで国内外500人以上のスターにインタビュー。書籍「崖っぷちのハリウッドライフ〜まほのハリウッド日記」を発売中。

新人議員と女優のワケあり夫婦による
異色の離婚ラブコメ

Netflixドラマ『離婚しようよ』独占配信中
Netflixドラマ離婚しようよ独占配信中

ドラマ『離婚しようよ』は、新人議員の東海林大志(松坂桃李)と女優・黒澤ゆい(仲里依紗)の結婚5年目夫婦が主人公。世間体のためにSNSの配信だけはやめられず、そのときだけはラブラブアピールをするものの、数年前の大志の浮気発覚で夫婦仲は最悪!

大志は政治家としてのイメージダウン、ゆいは女優としてのブランド力低下を恐れ、離婚への道が閉ざされていた夫婦が、ついに離婚を決意してから未来に向かって突き進んでいくラブコメディです。

第一話から引き込まれ、久しぶりに転げ回りながら大笑いして一気見したこの作品を、周りの人たちに「ねえ、見た?」「早く見てよ」とお薦めしまくっている私が、皆様にも注目ポイントとともにこの作品の魅力を徹底的に推しまくります。

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