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宮﨑あおいナレーションの様子公開! ドキュメンタリー映画『カラフルな魔女~角野 栄子の物語が生まれる暮らし~』

text by 編集部

「魔女の宅急便」の作者として知られ、88歳になった今でも現役の児童文学作家として精力的に執筆に励む角野栄子のドキュメンタリー映画『カラフルな魔女~角野 栄子の物語が生まれる暮らし~』の予告編が解禁。さらにナレーションを務めた宮﨑あおいの現場映像とオフィシャルレポートが公開された。

児童文学の「小さなノーベル賞」
国際アンデルセン賞・作家賞を日本人3人目として受賞

予告編では、国際アンデルセン賞の授賞式で表彰され拍手を受ける角野栄子の姿を皮切りに、そんな晴れの日にも引けを取らない鮮やかな日常を送る角野のお茶目な笑顔が次々と映し出される。

後半は新刊が書店に並ぶ様子や直筆のアイディアイラストなどが登場し、角野の仕事面にフォーカス。「一生“書くこと”は続けていこうと。それが“魔法”だって思う。だから、誰にでも魔法が1つだけある」という言葉からは、角野の底知れぬ活力を感じさせる。

終盤には恩人であるルイジンニョと62年ぶりの再会を果たす一幕など、思わず胸が熱くなる場面も。作家・角野栄子にますます注目したくなる予告編。

このたび、本作で語りを務める宮﨑あおいのナレーション収録現場に潜入。普段は観ることのできないナレーション収録の様子や、語りを付けていく宮﨑の姿を見ることができる、貴重な現場映像・スチール及び現場レポートが解禁!宮﨑のこだわりや本作への想いも垣間見ることができる。

(c)KADOKAWA
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【イントロダクション】

88歳、「魔女の宅急便」の作者が贈る、毎日を輝かせる魔法。

映画『カラフルな魔女~角野栄子の物語が生まれる暮らし~』は、「魔女の宅急便」の作者として知られる、児童文学作家・角野栄子の日常に4年にわたって密着したドキュメンタリー。

鎌倉の自宅では自分で選んだ「いちご色」の壁や本棚に囲まれ、カラフルなファッションと個性的な眼鏡がトレードマーク。一方、5歳で母を亡くし戦争を経験。結婚後24歳でブラジルに渡り、35歳で作家デビューするなど、波乱万丈な人生を歩みながら、持ち前の冒険心と好奇心で幾多の苦難を乗り越えてきた。

“想像力こそ、人間が持つ一番の魔法”と語る角野栄子とはどういう人物なのか?88歳のキュートな“魔女”が、老いや衰えさえも逆手にとって今もなお、夢いっぱいな物語を生み出す秘訣とはー。

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児童文学の「小さなノーベル賞」といわれる国際アンデルセン賞・作家賞を日本人3人目として受賞する快挙を達成。代表作『魔女の宅急便』では、野間児童文芸賞、小学館文学賞等受賞、さらに映画化、舞台化され、世界的ロングセラーに。2000年には紫綬褒章、2014年に旭日小綬章を受章。2018年に児童文学の「小さなノーベル賞」といわれる国際アンデルセン賞・作家賞を日本人3人目として受賞するなど、世界的作家でもある。

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語りは宮﨑あおい。音楽は世界的な作曲家・藤倉大。映画は、2020年から2022年にかけてNHK Eテレにて全10回にわたり放送された「カラフルな魔女〜角野栄子の物語が生まれる暮らし」をもとに、新たに撮影し、再編集した内容となる。

放送後は番組を見たファンからの熱い感想が数多寄せられ、この度映画化が実現。語りは、レギュラー番組の温かな声で角野をアシストしてきた女優の宮﨑あおいが引き続き担当。

監督は、NHKで様々な人気番組をプロデュースしてきた宮川麻里奈。レギュラー番組でも構成・演出を担当し、角野との信頼関係を築きあげてきた宮川は、映画初監督となる。

音楽は、ロンドンを拠点に活躍する作曲家の藤倉大。15歳で単身渡英し、セロツキ国際作曲コンクール優勝、2017年ベネチアビエンナーレ銀獅子賞、尾高賞など数々の音楽賞を受賞。世界中のオーケストラや演奏家から新作依頼が殺到し、いま「世界でもっとも演奏機会が多い」と言われる気鋭の天才作曲家が、映画音楽を全編にわたり初めて手掛ける。

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【角野栄子(かどのえいこ)プロフィール】

東京・深川生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て24歳からブラジルに2年滞在。その体験をもとに描いた『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』で、1970年作家デビュー。

代表作『魔女の宅急便』(福音館書店)はアニメ作品として映画化され、その後舞台化、実写映画化された。野間児童文芸賞、小学館文学賞等、受賞多数。紫綬褒章、旭日小綬章を受章。

2018年に児童文学の「小さなノーベル賞」といわれる国際アンデルセン賞作家賞を、日本人3人目として受賞。2023年11月に「魔法の文学館(江戸川区角野栄子児童文学館)」が開館予定。

主な作品に『アッチ・コッチ・ソッチの小さなおばけ』シリーズ、『リンゴちゃん』(ポプラ社)、『ズボン船長さんの話』(福音館書店)、『トンネルの森 1945』『イコ トラベリング 1948-』で第33回紫式部文学賞を受賞。

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