ホーム » 投稿 » 日本映画 » 劇場公開作品 » ロッテルダム国際映画祭正式出品決定! 松林麗初監督作品『ブルーイマジン』松林麗監督& 主演・山口まゆのコメント解禁

ロッテルダム国際映画祭正式出品決定! 松林麗初監督作品『ブルーイマジン』松林麗監督& 主演・山口まゆのコメント解禁

text by 編集部

俳優として主演映画『飢えたライオン』(2017)がロッテルダム国際映画祭、東京国際映画祭などで上映された松林麗の長編初監督作品『ブルーイマジン』が来年3月新宿K’s cinema他全国順次公開される。この度、海外版ポスター及び松林麗監督と主演の山口まゆのコメントが解禁された。

声をあげよう。自分を変えるために
世界を変えるために――

©Blue Imagine Film Partners

『ブルーイマジン』は、性暴力やDV、ハラスメント被害者のトラウマに寄り添い、救済するためのシェアハウス「ブルーイマジン」を舞台に、心に深い傷を負った女性たちの信念と連帯と葛藤のドラマを描いた青春群像劇。

“黙ってちゃだめだ。声を届けられるなら、どんなかたちでも届けたい”という信念を胸に、これまで抑圧されてきた女性たちが共に連帯し、勇気をふりしぼって声をあげようと葛藤する物語が展開する。その真摯な姿勢と誠実な心の叫びが多くの人々の心を揺さぶり、やがて主人公たちは自分自身の本当の生き方や居場所を見つけ出していく。

閉鎖的で偏狭な日本社会をシニカルに捉え、時にブラックユーモアも交えながら、傷みを抱えた女性たちが、微かな希望と青く澄んだ一縷の光を取り戻していく姿を、透明感あふれる鮮やかな映像美で描き出している。

勇気をもって自らの信念を行動に移す主人公・斉藤乃愛(のえる)を演じるのは、山口まゆ(『樹海村』)。

乃愛の親友でミュージシャン志望の佳代を川床明日香(『沈黙のパレード』)、佳代と音楽ユニットを組む友梨奈を北村優衣(『ビリーバーズ』)、「ブルーイマジン」に駆け込む俳優志望・凛を新谷ゆづみ(『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』)、乃愛の兄で人権派の弁護士・俊太を細田善彦(『海辺の映画館キネマの玉手箱』)が演じるほか、フィリピン映画界からイアナ・ベルナルデス(『メタモルフォシス』)、ステファニー・アリアン(『PLAN75』)らも参加し、国際色豊かな共演陣が映画に華を添えている。撮影と照明は、矢崎仁司監督作品などでもコンビを組んだ石井勲と大坂章夫が務めた。

本作は、来年1月25日より開催される第53回ロッテルダム国際映画祭のBright Future部門に正式出品されることが決定した。

【ストーリー】

「なんであのとき、ちゃんと言えなかったんだろう……」俳優志望の斉藤乃愛(のえる=山口まゆ)は、かつて映画監督から受けた性暴力の被害者だったが、過去の自分のトラウマを誰にも話せずにいた。

乃愛は、性暴力やDV、ハラスメント被害を受けた女性たちを救済するためのシェアハウス「ブルーイマジン」に入居する。巣鴨三千代(松林うらら)が相談役を務める「ブルーイマジン」は、住人たち皆が
心の傷みを知っている場所だった。

乃愛は、親友の佳代(川床明日香)、俳優志望の凛(新谷ゆづみ)、兄で人権派弁護士の俊太(細田善彦)、フィリピンからやってきたジェシカ(イアナ・ベルナルデス)ら、「ブルーイマジン」に集う個性あふれる面々との交流を通じて、初めて自身の心の傷と向き合えるようになっていく。

やがて乃愛は、「ブルーイマジン」の人々との連帯を深め、さまざまな葛藤を積み重ねながら、勇気をふりしぼって“声をあげるための行動”を起こす決意をする――。

一方そのころ、佳代と音楽ユニットを組んでいる「ブルーイマジン」の住人・友梨奈(北村優衣)はある晩、自らの葛藤を込めた自作の歌詞を、ひとり口ずさむのだった。彼女たちにかすかな希望の灯りがある未来は、やってくるのだろうか――?

霧のなか何処へ 哀しみはつづく
夜空にも届かぬ 今は私だけ……

1 2