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菅田将暉×黑沢清、初ダッグ『Cloud クラウド』スチール写真& 主演・菅田将暉、監督/ 脚本・黑沢清からコメント解禁

text by 編集部

主演・菅田将暉×監督・脚本・黑沢清、初のタッグでおくる最新作『Cloud クラウド』の公開が9月に決定。本作は、顔のみえない社会で拡散する、“集団狂気”を描くサスペンス・スリラーだ。この度、スチール写真と共に、主演の菅田将暉、監督・脚本の黑沢清からコメントが到着した。

現代社会に潜む
“集団狂気”を描く

©2024 Cloud 製作委員会

『スパイの妻』(20)で、第77回ベネチア国際映画祭銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞した黑沢監督が映画最新作に選んだのは、顔のみえない社会で拡散する、憎悪の連鎖から生まれる“集団狂気”を描いたサスペンス・スリラー。

主演は、『花束みたいな恋をした』(2021)、『ミステリと言う勿れ』(2023)など数々の大ヒット映画に出演し、俳優として日本映画界を牽引し、アーティストとしても圧倒的な支持を受ける、菅田将暉。菅田は、本作の出演オファーを即決。『Cloud クラウド』では「ラーテル」というハンドルネームを使い、転売で稼ぐ主人公・吉井良介を演じている。

菅田は、黑沢と本作の撮影現場で10年ぶりに再会。初対面は、主演作『共喰い』(2013/⻘山真治監督)で参加した2013年の第66回ロカルノ国際映画祭で、2022年に57歳の若さで故人となった⻘山監督から紹介された時以来だったという。

©2024 Cloud 製作委員会

『ヘレディタリー/継承』、『ミッドサマー』のアリ・アスター監督をはじめ、スリラー・ホラー映画の作り手を目指す世界中の監督たちが、必ずその影響を口にする日本人監督は“Kiyoshi Kurosawa”。90年代にその道を切り拓き、今年第17回 AFA(アジア・フィルム・アワード)の審査委員⻑も務める黑沢清が、現代映画界の寵児たちのリスペクト魂に応じるかのように、最高にスリリングな作品に着手した。

昨年商業映画デビューから40年を迎えた黑沢が、サスペンス・スリラー作品に挑むのは、2016年公開の『クリーピー 偽りの隣人』以来となる。初めてのコラボレーションでどのような相乗効果が生まれるのか?黑沢清が撮る、誰も見たことがない菅田将暉に注目だ。

本作の撮影は、昨年11月25日から12月22日に行われ、現在制作中。現代社会に潜む“集団狂気”を描く映画『Cloud クラウド』は、今年9月全国劇場にて公開。

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