映画『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』近藤亮太監督、主演・杉田雷麟、対談インタビュー。本作への思いとは？

近藤監督が語る次なるステップ

―――近藤監督は、次作の構想やテーマなどありますか？

近藤監督「ホラー作品はこれからも撮り続けたいと思っていますし、僕自身、小説では、ミステリーやサスペンスが大好きなので、そういったジャンルにも挑戦したいと思っています。いろいろな夢がありますが、先日、作家の綾辻行人先生と取材でお話をさせていただく機会がありました。その際、僕の作品を観ていただいていたことを知り、感激しました。綾辻先生は小学生の頃から大ファンで、全作品を読んでいたほど好きなんです。

特に『殺人鬼』を映画化したいとずっと思っています。子どもの頃からの夢なんです。それが次回作になるのか、あるいは10年後や20年後になるのかは分かりませんが、必ず実現させたいと思っている大きな目標です」

―――杉田さんは、今後挑戦したいジャンルなどありますか？ホラーが苦手ということですが、またホラー作品のオファーが来たらどうしますか？

「現場は本当に楽しかったので、また挑戦したい気持ちがあります。とはいえ、やっぱりホラーは怖いですね（笑）。ホラー作品は撮影中も面白いのですが、その後が大変で…。例えば、シャワーを浴びている時に怖いシーンをふと思い出してしまったりするんです。本作を観ていただける方々にも、そういった体験を味わっていただけたら嬉しいなと思っています」

（取材・文：タナカシカ）